『人生で大切なことは泥酔に学んだ』栗下直也 読了

『人生で大切なことは泥酔に学んだ』栗下直也 読了

太宰治に小林秀雄、大伴旅人、平塚らいてう、古田晃、梶原一騎、中原中也・・・、いろんなジャンルの偉人たちが、お酒の席でやらかした、しくじりや悪行の数々・・・。みんな泥酔して、ヒトとして、ホントにひどいことしてます。みんな近くにいたら、イヤな人たちばかりです。そして、その泥酔ぶりが凄まじい・・・。数年前に、カラオケのリモコン(ビール瓶ではなかったそうですが)で、後輩を殴って、引退に追い込まれた日馬富士が、かわいそうに思えてきます。

それぞれのヒトが普段の能力が高かったり、「愛されキャラ」だったこともあるのでしょうが、本を読んで、たぶん昔のほうが現在より、周りの人が辛抱強いですし、寛容な社会だったんだろうと思いました。今と違って、直接的に、その本人と関係の無いヒトは、何かをいう機会もなかったでしょうし・・・。SNSの使い方も、ちょっと考えなくてはいけないですね。

私はお酒があまり強くないので、酔っ払って失敗をしたことはあまりない気がしますが、この本を読むと、自分も泥酔して暴れてみたい衝動に駆られますし、泥酔しないと『大物』になれないような間違った錯覚に陥ってしまいます。

やはり、作家が多いのは気のせいでしょうか・・・。

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