第二次世界大戦の特攻作戦で9回出撃して、9回帰ってきた佐々木さんのお話です。
戦争の本ですが、過去のお話ではありません。
先日からネットで話題になっている記事
「帰国子女の娘がクラスで浮いた存在に… 鴻上尚史が答えた戦略とは?」にも繋がる、現代の日本社会の問題点と、とても重なる内容になっています。
それを考える上で、「『同調圧力』が強く、『自尊意識』が低い」という日本人の性質や考え方の傾向について、日本の歴史や社会、風土の側面から考察されています。
とても腑に落ちます。
鴻上さんの文章は、明快でとても読みやすいので、一気に読めてしまう本です。(そういうところも尊敬してしまいます)
ぜひぜひいろんな方に読んでいただきたいです。
