オススメのエッセイ本

【『すべての雑貨 三品輝起』夏葉社 読了】有機的な家づくり

「星の王子さま」グッズにおいて、大切なのは目に見えること、安価であること、だれにでもすぐに所有できることだからだ。いくらメーカーが「大切なことは、目に見えないんだ」と添え書きしようとも、そんなものはうそっぱちである。雑貨は物語がもっていた陰影も、自身の創造主たるサン=テグジュベリの死すらも気づいていない・・・・。

西荻の雑貨店 [FALL]の店主、三品さんが、雑貨から見る世界。雑貨の増殖によって、覆い尽くされそうな世界についてのエッセイです。

文中に登場する人物やモノたち。バーナード・リーチ、毛沢東にガンジー、クンデラ、ウィリアム・モリス、モランディ、ニック・ドレイクにガルシア・マルケス、アップルにマスキングテープ、エトセトラエトセトラ・・・。

本を読み進めていくと本来、雑貨とは縁とゆかりもない人やモノたちが、いつの間にか雑貨の世界に飲み込まれていたり、ある種、雑貨を語ったり、理解したりする上での、必要不可欠な共通言語として、なんの違和感もなく存在していることに気づいて、ちょっとはっとします・・・。

独楽蔵 建築設計事務所 ホームページ TOP
コラム TOP