『哲学と宗教 全史』出口治明 読了

『哲学と宗教 全史』出口治明 読了

本屋さんで実際に本を見たとき、その分厚さに「辞書か!」と思って、ちょっと買うのを躊躇してしまいました。実際に読んでみると、難しい言葉はあまり使われていない出口さんの文章は、短く単純で、わかりやすく、とても若々しい文体だなぁという印象を受けました。

知識や読書の量が全然違いますが、こういう文章が書けて、ほんとにうらやましいなぁ・・・と思います。

BC650年頃の哲学と宗教の成り立ちから始まり、現在まで、本当に『全史』という感じがします。近代から現代までは、いろんな哲学者が登場して、少し頭が混乱しましたが・・・・、とってもおもしろくてためになる本でした。

私は、理系で『地理』しか勉強してこなかったので、この歳になって初めて知る人物や内容も多く、なるほど!そういうことかと納得することもたくさんあったのですが、「内容的には、高校の『倫理』で勉強することだよ」と文学の師匠(勝手に自分が先生だと思っている人)が教えてくれました。かなり遅い気づき・・・(笑)

本を読んでよくわかったことは、何か新しい宗教や哲学、文化などが生まれるときは、違う考えや異宗教、異文化、古い慣習などと、既存の考えの間で、摩擦や交流、融合があるときで、それが推進のエネルギーとなることがよくわかりました。

現代も、政治、宗教、経済、文化など混沌として、衝突している状態が続いていますが、何か新しいフェーズに向かう前段階なのかもしれない気もして、ちょっと元気になりました。