『音楽を聴きながら瞑想する猿』時代は繰り返す

『音楽を聴きながら瞑想する猿』時代は繰り返す

初代ウォークマンが発売されたのは、今から40年前の1979年だそうです。当時の僕は小学校4年生くらい。その頃だったか、もう中学生になっていたのか、記憶があいまいですが、放課後、遊びにいった友だちの部屋で、そのウォークマンに初めて遭遇しました。

当時、もちろん、ヘッドフォンなんて知らなかったし、つけたこともなかったので、初めてそれを耳につけて聴いたウォークマンの音に、もの凄く衝撃を受けました。大音量、ステレオ初体験、今まで聞こえなかったような小さい音もクリアに聞こえてきます。違う楽器が、左右の耳から頭の中を通り抜けていく感覚にはほんとうにビックリしました。

その姿は、まさに、ウォークマンで「音楽を聴きながら瞑想する猿」のようだったかもしれません。(このCMは1987年のものらしいので、実際はもうちょっと後の時代ですが・・・)

そのとき、なんの音楽を聴いたのかも、まったくおぼえてないけど(YMOだったかなぁ〜)とにかくなんだか未来的な感じがしてビックリしたことは、良く覚えています。実際に自分がウォークマンを手にするのは、ず〜っと後の、たぶん高校生の頃で、それもソニー製が買えなくて、アイワのカセットボーイだったと思います。

それから約40年、カセットテープからCD、MDになって、今やダウンロードや定額配信の時代。今の若者がどういう風に音楽を聴いているのかもよくわかりませんが、我が家では、中1と小5の息子は、タブレットやスマホでYOUTUBEなどから音楽を聴いています。

先日、息子に初めてヘッドフォンを貸してあげたら、やはり40年前の僕のようにびっくりしたみたいで、笑いました。それからは、しりきりにヘッドフォンを使うようになって、ベットやお風呂、トイレから、大きな鼻歌の、なんだかよくわからない歌だけが聞こえてきます。

その曲の中に「ヒゲダン」の曲もありました。子どもたちはドラマの主題歌で知ったようです。僕もYOUTUBEでよく「ヒゲダン」の曲を聴いていたので、久しぶりにCDを買いました。

もちろんリビングで聞くことは出来るのですが、試しにもう使わなくなったCDウォークマンを押入から、ごそごそと出してみました。電池を新しく入れ替えると、かろうじて動くようです。

ヒゲダンのCDを入れて、イヤフォンジャックにヘッドフォンを差し込み、子どもに渡してみます。普段聞いているYOUTUBEとは、違って聞こえるのか、うれしそうな顔をしています。そして、しばらくすると「音楽を聴きながら瞑想する猿」になりました。

息子はCDウォークマンをつけたまま、すぐに2階にあがってベットの中で、聞いています。階下にはあいかわらず変な歌が聞こえてきます。子ども部屋をノックして、ライナーノーツと歌詞カードを渡しました。「これ、読みながら聴くのが、正統派だから(ほんとうか?)・・・」と言って・・・。

最近、子どもたちと互いに好きな音楽の話をするのが、とても楽しい。私が洋楽に目覚めたのは、ちょうど80年代ポップス全盛期の中学2年生の頃。息子もそろそろ聴くようになるかなぁ・・・と思って、車や家でガンガン洋楽をかけて、ひそかに洗脳中です。「違う曲にして!」とよく言われますが・・・。

山陰発ピアノPOPバンド『Official髭男dism』のボーカルの藤原くんは米子出身で、中学校、高校とも後輩にあたるらしい。なんだかうれしい。