TBS 日曜劇場『海に眠るダイヤモンド』第6話は、人工の島、軍艦島での貴重な緑や土について。軍艦島は、コンクリートの建築物や人工地盤に囲まれていたため、緑が少なく、人々が自然を渇望する様子がよくわかりました。
【2階リビング+インナーデッキから続くデッキスペース&芝庭&砂場】
日本初のRC製の集合住宅は端島(軍艦島)だそうですが、屋上庭園も日本初、1913年、旧14号棟の屋上に作られたらしいです。その後も、1966年(昭和41年)、畑や田んぼを知らなかった子供たちのために、教育目的で屋上農園が開かれたそうです。
【2階リビングの外側にある人工地盤(デッキスペース)と植栽スペース】
独楽蔵が設計した建物でも、屋上緑化をする場合が多くありますが、それは単に屋上を緑化するというよりも、上部に人工地盤をつくって、地上以外の室内空間と、外の空間を融合させる場合が多いです。
【人工地盤上にデッキテラスと&芝庭】
2階リビングから続くアウトドアリビングや庭として、また、子どもの安全な遊び場として、そして、草木を身近に楽しむ事ができる庭、和室と繋がる濡れ縁としてなど、外部空間を取り込むことによって、空間を有機的に彩ってくれます。
【2階和室の前にある坪庭&濡れ縁】
また、温暖化で気温の上昇が叫ばれる現在では、屋根面に適度に水を含んだ土がある断熱効果で、階下の急激な温度上昇や低下を防いでくれる役目もはたしています。
【人工地盤の芝庭の先にコテージハウス】
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