(左)改修した蔵と(右)新しい住宅部分
敷地にあった古い蔵を残して、新しく計画した家と一体化(埼玉県飯能市)
アンティークや古道具を集めるのがご夫婦共通の趣味のYさんは、飯能市内で、蔵の残ってる敷地を探していました。その蔵の空間を利用した暮らしをするのが、夢だったそうです。西武池袋線 飯能駅から徒歩7分。かつては、飯能市から高麗(日高市)に続くメイン道路だった「高麗横丁」は、昔は、ずいぶんお店も並んでいたそうですが、少なくなった今も、その名残を残す建物が多い場所。その高麗横丁の通り沿いに、蔵のある中古住宅を見つけました。
古い住宅部分は解体して、家を新しく新築し、蔵は一部を改修して、新しい家とつなげる計画に・・・。
土間玄関から右に折れた玄関ホールは4畳半の和室空間。奥行きの限られた敷地を工夫したユニークな空間です。床の間には趣味で集めた掛け軸を飾って、照明はアンティークランプで演出。