川越のカフェ[MONO MOON](モノムーンカフェ)(埼玉県川越市)
台風が過ぎ去った小雨の中、久しぶりに、川越のカフェ[MONO MOON]にお邪魔しました。カフェがOPEN(建物が完成)してから、もう15年も経過しているとのこと・・・。その時の流れに、驚かされます。店主のTさんとお話をしていると、当時、枕木を組んでテラスを製作したこと、ランドセル姿のお子さん、若くて何も知らなかった自分のこと・・・、 いろいろなことを思い出します。
薄暗く、落ち着いた店内でゆっくりとコーヒーを頂いていると、「今がいつなのか?」「ここがどこなのか?」という不思議な錯覚にとらわれます。時が止まっているようでもあり、時を巻き戻しているようでもあり・・・。
数え切れないお客さんが“この時間の不可思議”を、それぞれに愉しんでいるのだろうと思いを馳せ、少し嬉しくなりました。15年前と変わらぬ佇まいで、迎えてくれるカフェ[MONO MOON]。迎える人と訪れる人の交流や、少しずつ折り重なった時間の層が、空間をより魅力的なモノにしていました。
クリの無垢材のカウンター
中古枕木を使った柱
背面に大きな窓のあるキッチン(厨房)の様子
カフェの入り口 木製ドア