入間市の登録文化財「旧石川組製糸西洋館」外構イラスト計画案

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旧石川組製糸西洋館の外構計画

イラスト基本計画案

埼玉県入間市の登録文化財|旧石川組製糸西洋館

建物の保存と活用のための敷地整備計画

西洋館は、石川組製糸の創始者・石川幾太郎(いしかわいくたろう)氏により、大正10年(1921)に迎賓館としてつくられた建物で、現在は国の登録文化財となっています。

現在、西洋館の敷地の後退を伴う国道16号の拡幅が終了し、敷地の境界部分は、既製品の化粧擁壁で土留めがされただけの風景になっています。

今からちょうど10年前には、この分断されてしまった西洋館の敷地を再構成して、立派な建物をよりひきたてるような外構計画が考えられていました。

登録文化財の建物はそのままで、利用者の方々の利便性の向上や、近隣の歴史的建物との連携、街のシンボルとして市民の方々が誇りをもてるような施設を創造しようという計画です。

計画はアプローチ、外部ステージ、駐車場、植栽、トイレ、物置など、外回り全般に及びます。

残念ながら、市の予算の都合で計画の段階で話が立ち消えになってしまいましたが、国道がキレイに整備された現在の風景を見ると、少し残念な気持ちになります。

不特定多数の方々が施設を利用することや、国道16号からの佇まいやアクセスを考えながら、クラス単位の学生や団体客のためのバスの大型駐車場や、公共施設としてのバリアフリー化のためのスロープも整備する予定でした。

門前は敷地側にセットバックさせ、ゲートの前には、利用者の方々のための公共施設らしい溜まり場スペースを確保する計画でした。

ゲートから90°折れて、敷地の段差を解消するための階段を登りながら建物へアプローチする計画でした。階段は、基壇のように幅広でゆったりとした段差にする予定でした。

敷地を挟んで国道16号線の反対側にある裏通りは、敷地と高低差のない接道になっています。この裏通り側にスタッフや管理用の出入り口を設け、6台分の駐車スペースと、資材搬入のための大きなゲートを計画していました。

ゲートを通り抜けて、車のまま敷地内に入ることも可能で、建物や庭の管理のための作業車の進入も想定していました。

裏庭の広いスペースを活かして、野外のステージとして整備する計画でした。市民の方々がイベントなどで活用できる、街のシンボルにふさわしい空間として考えられていました。

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