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【『真夜中の庭』 植田実 読了】『物語』+『著者の物語』の2重構造

植田実さんは、著名な建築の編集者。もともと、文学部の方なので読書量や知識が半端ないですね・・・。その植田さんが書いた文学案内(主に児童書)です。物語を空間的、建築的側面から掘り下げていきます。物語の空間を認識しながら、同時に植田さんの子どもの頃や過去の記憶や空間も追体験できる『物語』の2重構造になっています。だから、よりおもしろい。

わたしは子どもの頃、本に全く触れずにマンガばかり読んでいたため、恥ずかしながら、本屋その内容について知らないことばかり。オトナが読んでも楽しそうな本が多いので(気になる本もたくさんあるので)、少しずつ読んでいきたいです。

物語の地誌

「ナルニア国ものがたり」 C.S.ルイス
「塀にある扉」 H.G.ウェルズ
「ムギと王さま」 エリナー・ファージョン
「家なき子」 エクトール・マロー
「ハイジ」 ヨハンナ・スピリ
「小公女」 バーネット
「グリム童話集」
「アッシャー家の崩壊」 E・A・ポオ
「地底の冒険」 ジュール・ヴェルヌ
「ひこばえ」 日影丈吉

住まいの辺境

「山荘奇談」 シャーリイ・ジャスクン
「アンネの日記」 アンネ・フランク
「箱男」 安部公房
「木登り男爵」 イタロ・カルヴィーノ
「ミザリー」 スティーブン・キング
「泥鰌庵閑話傑作選」 滝田ゆう
「破獄」 吉村昭
「シューレス・ジョー」 W・P・キンセラ

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