
W.H.ヴォーリズが設計した教会堂
W.H.ヴォーリズ設計の「日本キリスト教団 武蔵豊岡教会(埼玉県入間市 1922)の見学会に行ってきました。今日の見学会は建築士会主催だったので、建物の小屋裏も見せていただけるそうです。

計画当初は小屋組のトラスも表し(あらわし)にする予定だったらしいですが、(類型:明治学院礼拝堂:1916 W.H.ヴォーリズ設計)計画または施工の途中で、天井を張る大規模な変更があった模様。
ヴォーリズの他の教会には見られない格天井(ごうてんじょう)が、大正時代の和洋折衷感を醸し出しています。

教会の講壇
プロテスタント教会の講壇(?)同じ宗派でも、円形のモノはめずらしいそうです。

会堂後部
上部には桟敷状の座席あり。下部は建具の向こうにタタミのスペースがあったらしい・・・。

会堂後方にある上部桟敷席
ここからハシゴを登って小屋裏を見学。

小屋裏の様子
関東大震災、そして昨年の東日本大震災も大丈夫だったようです。トラスの小屋組は当初の掛け方と異なります。現在の姿もキレイですが、トラスの小屋組をあらわしにする原設計の会堂も見てみたかったなぁ・・・としみじみ。

教会の図面
図面の青焼きも見せて頂きました。手書きの図面は、やはり書いたヒトの熱量が伝わる気がします。
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