瓦の種類はいろいろありますが、同じ瓦でも、使う部位によって、いろいろな種類があります。
写真は日本瓦(いぶし銀)の棟(むね)部分。棟(むね)瓦は丸瓦と熨斗(のし)瓦で構成されていますが・・・、丸瓦と熨斗(のし)瓦にもやはり様々な種類があります。今回使用してるのは、素丸(すまる)瓦・素熨斗(すのし)瓦で、棟(むね)瓦の中で、一番シンプルなカタチのモノです。形がシンプルなので、屋根全体をスッキリとした印象にすることができます。
一般によく使われているのは、紐丸瓦。紐丸瓦は、帯状に「重ねしろ」のついた瓦で、雨仕舞いや施工性がいいという特徴があります。
かたや、素丸(すまる)瓦は、帯がなく、全体に繋がって見えますので、ちょっとでも曲がっていると目立ってしまいます・・・。
デザインにも同じことが言えますが、シンプルな材料は、一見、簡単で単純そうに見えますが、逆に、難しくて精度が必要なので、手間のかかることが多いです。
棟(むね)瓦は丸瓦と熨斗(のし)瓦で構成されています
スッキリとしたデザインですが、まっすぐ通っていないとおかしく見えるので、施工性が難しいです
棟瓦の種類
棟瓦の重ね方