大手の壁紙メーカー3社のクロス総合カタログ
住宅の天井や壁などの内装仕上げ材は、木質系や塗り壁(漆喰など)、タイルにペンキ仕上げなどいろいろな材料を使います。材料によって金額が異なりますので、より安価に仕上げたいのであれば、クロス(壁紙)やペンキ仕上げなどが候補の一番手に挙がってきます。限られた予算を効率よく使うためには、お金をかける部分とそうではない部分のメリハリをつけることが大事になってきます。
クロスのカタログ・テクスチャーや色の微妙な違い
一般的には家族が長い時間を過ごすリビングには、木質系や塗り壁などの自分の使いたい材料を選んで、寝室などはコストダウンをはかる場合が多いのです。そうなってくると必然的に、お金をかけない部分にはクロス(壁紙)仕上げを使う場合が多いです。クロス(壁紙)は数社のメーカーがそれぞれいろんな種類を制作していて、同じような分厚いカタログを出しています。お客さんはこのカタログを見てどこに何を使うのか選んでいくわけですが、見本が小さいですし、あまりにも種類がありすぎてよくわからなくなることが多い気がします。
約900mm×900mmの大きさのクロスサンプル見本
クロス(壁紙)の見本は大きなサイズで見る
ですから、比較の材料として、私どもでおおまかにチョイスした品番の大きな見本(約900mm×900mm程度)を用意して、現場で実際にお見せするようにしています。日当たりや、壁、天井の方位や形によっても見え方が変わってきますしね。
アクセントカラーのクロスいろいろ
クロス(壁紙)のチョイスの基準は以下の通り
①クロスはあくまでもほかの材料の『脇役(余白)』なので、『主役(木質系材料、塗り壁、フローリング、窓から見える風景など)』を引き立たせるために目立たないモノ
②他の素材が偽物に見えてしまうので、フェイクの柄(コンクリート打ち放し、木目、タイルなど)は使わない
③見本で見るより広い面積なので、「より明るく」「テクスチャーは細かく」感じられるので注意
④素材感が安っぽくないモノ
建築設計事務所 独楽蔵(こまぐら)では、新築の木造住宅はもちろん、古民家や中古住宅のリフォーム、リノベーション、現況調査や耐震補強などのご相談もお受けしています。今、お住まいの住宅で、気になっている部分、ご不明な点や疑問点などあれば、電話やメールなどでお気軽にご相談下さい。
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