【なぜ屋根に雪止め金物がついているか?】埼玉の設計事務所の家づくり

【なぜ屋根に雪止め金物がついているか?】埼玉の設計事務所の家づくり

雪が屋根を滑り落ちて、樋が破損するのを防ぐためです

家のポストにこんなチラシが・・・『本地域限定 雨樋交換無料のお知らせ』

皆さんのお宅にこんなチラシ入っていないですか?私の近所では、最近こんなチラシが配られていたらしいです。無料の文字は、かなり魅力的ですね・・・。

これは住宅の火災保険の利用を前提とした、グレーゾーンの営業だと思います・・・。ちょっとだけ賢い手口です。

皆さんお忘れになっているかもしれませんが、ほとんどの方が、住宅の新築や購入の際に、火災保険に加入しています。そのすべてではありませんが、保険の自然災害の項目で、「豪雪・強風などの理由で屋根や樋が破損」が該当する場合は、保険金がおりる場合もあります。

それを使おうという魂胆です。ですから、まったくのウソでもないんです。

そんなチラシが配られるのも、今年は豪雪の地域が多くて、樋が壊れてしまったお宅もが多かったからかもしれません。樋の壊れる理由の多くが、屋根に積もった雪が固まって、軒先に流れ落ちてきたから・・・。それを防ぐ機能を持っているのが、屋根についている「雪止め」です。

この「雪止め」屋根の材料や種類によっていろいろなモノがありますが、独楽蔵では写真の三角形のモノ(SUS製)を使っています。

昔からよく使われているのが、「富士山型」と呼ばれるこのタイプ。何故か富士山の形をしています。富士山は好きですが、この雪止めは、特に性能が優れている訳でもないので、かっこ悪いから使いません。(笑)

皆さんが見慣れている瓦屋根。軒先近くにあるカマボコ型の瓦も「雪止め」のためなんです。

特に注意が必要なのは、北側の屋根。隣地が近い場合も多いですし、太陽が当たらずに、根雪や氷状になりやすいので、樋だけではなく、お隣の車や庭を破損させる可能性もあります。

その場合には、雪がより滑りにくいアングルタイプを設置します。最近、問題になってきているのが、太陽光パネルです。表面がツルツルで雪が滑り落ちやすいですし、元々「雪止め」が設置されていても、パネルが覆い被さっていたり雪が「雪止め」を飛び越えてしまうことがあります。太陽光パネルのメーカーさんや取付業者さんには、そういう部分も対策した製品開発や取り付けを改良していただきたいと思います。(2017/02/25)

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