家で、一番電気使用量が大きいのが、『冷蔵庫』と『照明器具』
オール電化の家は、エネルギー源が100%電力ですが、家庭で使うエネルギー源の割合は、電力が約50%、ガスが約30%、灯油約19%です。この比率は、20年くらい大きく変化していません。結構、意外です。エネルギー源の中で大きな割合を占める電力ですが、その内訳の中で、一番電気使用量が大きいのが、『冷蔵庫』と『照明器具』です。『冷蔵庫』というのも、これまた意外。確かに365日ずーっと電気をつけっぱなしですね・・・。
見ている資料が2009年のグラフなので、現在は、その割合が若干違う気もします。『照明器具』も、かなりLEDが普及しましたし、『冷蔵庫』もかなり省エネになって、消費電力も、以前に比べて1/3程度になるモノもあるようです。全体の7.4%の使用量の『エアコン』も、以前に比べて消費電力はかなり減った家電だと思いますが、そのぶん設置する部屋数が、逆に増えたかもしれませんから、トントンでしょうか・・・。
電球をLEDに交換して省エネしているお宅は、ずいぶん増えたと思いますが、その次は『冷蔵庫』かもしれません。10年以上使用されているご家庭では、省エネタイプの新型に買い換えると、電気の使用量は、かなり違うかも知れません。
また、世帯あたりのエネルギー消費量で、冷暖房は約20%を占めますので、これから新築される方は、家の断熱性能についてよく検討することが、大事です。

家庭で使うエネルギー源の割合と推移
20年間、割合がほとんど変わっていません。

家庭の消費電力の内訳
多いのが、冷蔵庫、照明器具、エアコン。

家庭部門機器別エネルギー消費量の内訳

家庭部門用途別エネルギー消費量
やはり、家電と暖房が増えてきています。震災後、全体の消費量が減りましたが、また、増えてきているのが気になります。
