倉吉の街は室町時代に打吹城の城下町として形成され、江戸時代には陣屋を中心とする武家屋敷や街道の結節点にあたる商業町として発展してきました。
街を東西に流れる玉川沿いには、土蔵が建ち並び、漆喰の白壁と焼き杉板:縦目板張りの黒壁、赤褐色の石州瓦のコントラストや、土蔵の各戸の戸口に架けられた一枚石の石橋が、独特の景観を醸し出しています。
平成8年に「打吹玉川伝統的建造物群保護地区」の保存条例が公布されたようです。
約20年前の街がどのようだったかわかりませんが、条例のおかげで現在の街は、数多くの建物が残っていて、とても魅力的にみえます。
住民や行政の方々の努力によって、景観に沿った保存改修や復元、建物の用途変更などが、とてもうまくいっているケースなのではないかと感じました・・・。
赤瓦(石州瓦)の町並み