埼玉県入間市の新築木造住宅/リフォームは独楽蔵

【薪割りの呪文? 木元竹末(きもとたけうら)】

薪ストーブの燃料は自給自足

デスクワークの合間に、先日、伐採した事務所のケヤキの丸太を、毎日少しづつ薪にしています。かなり大きな株のケヤキだったので、伐採屋さんに短めに切ってもらいました。持ち運びにも楽ですし・・・。短いと薪にするのにも好都合なので、ちょうどストーブに入る長さの36cmくらいに玉切りにしてもらっています。この玉切りの丸太を斧で割れば、ちょうどいい長さの薪になります。

丸太は、上部の細い部分や、まっすぐな幹で木目が素直な部分は、斧で簡単に割れます。しかし、根元の太い部分や二股に枝が分かれている部分は、木目にかなり癖があるので、これがなかなか手強いです。単純に斧を振り落としただけでは、丸太に刺さることなく、堅いゴムを叩いた時のように斧が跳ね返ってきます。

先人の教え「木元竹末(きもとたけうら)」

実はこの部分の薪割りには、ちょっとコツがあるんです。「木元竹末(きもとたけうら)」といって、何か四字熟語のような言葉ですが、古い言い伝えのような、ことわざのような呪文があるんです。木材で、根元に近い方を元口(もとくち)、先端に近い方を末口(すえくち)といいますが、木は元口側から、竹は末口側から割った方が、簡単に割れるという意味です。確かに、以前薪割りをしていたときに、近所のおじいさんが同じようなことを教えてくれました。竹の場合は、やったことがないので、わかりませんが、薪は確かに元口(下側)から割った方が簡単なんです。不思議だけど・・・。理由は定かではありません。

太い薪は、隅っこから割る

太い丸太は真ん中から割ろうと思っても割れません。端の方から年輪に沿って斧を振り落とすと割と楽に割れます。年輪を外側から外していくようなイメージです。まさに箍(たが)が外れたように割れていきます。力学的なバランスが崩れるのかな・・・。また、乾燥させてから割った方がいいという方もいますが、私は経験上、生木のほうが割りやすい気がします・・・。

建築設計事務所 独楽蔵(こまぐら)では、新築の木造住宅はもちろん、薪ストーブ導入のリフォームや古民家や中古住宅の現況調査や耐震補強などのご相談もお受けしています。今、お住まいの住宅で、気になっている部分、ご不明な点や疑問点などあれば、電話やメールなどでお気軽にご相談下さい。

建築設計事務所 独楽蔵(こまぐら) 担当:長崎まで
04-2964-1296 komagura@komagura.jp

独楽蔵 建築設計事務所 ホームページ TOP
コラム TOP