曼荼羅のような八角形が印刷された写真の透明シート、実はこれ普段使っている「家相」のテンプレートシートなんです。
建築のデザイン事務所は、「家相」なんて全く気にせずに、家づくりをしていると思われがちですが、実は意外に気にしてるんです。
お客さんからご要望がある場合もありますし・・・。
出来上がった図面の上で、建物の中心と方位を合わせば、
簡単に「家相」が確認できるように、透明のシートで作っています。
本来、「家相」は中国から伝来した風水の思想から、風土や季節に合わせて発展したモノです。
日本独自のモノですから、現代の暮らしを考える上でも、理にかなっている側面もずいぶんあるんです・・・。
採光や通風など、丁寧な暮らし方について考えながら平面計画して、いざ「家相」をチェックしてみると、
案外「家相的にいい家」になっている場合が多いのも事実です。
もちろん敷地の形状や道路の方位などから、どうしても辻褄が合わないケースもあるのですが・・・。