眼下に多摩川の流れや、その対岸にある釜の淵公園の木々などを眺めることのできる自然豊かなロケーション
青梅市の「釜の淵公園」は、多摩川が大きく蛇行して、川に挟まれた巾着状の土地に出来た河原を含む自然公園です。緑豊かな散策路や芝生広場でくつろいだり、川沿いの河原を散策で楽しんだり、春はお花見、夏は水遊び、秋は紅葉と、四季折々の風景のなか一年を通して遊べるロケーションです。青梅市街と公園を結ぶ鮎美橋と龍淵橋の2本の吊り橋からは、多摩川と青梅の山々を一望できます。
この建物は、その「釜の淵公園」から龍淵橋を渡った市民プールと有料駐車場側に建っています。建物の用途は、1.2階オフィス(化粧品販売会社)、イベントホール、2.3階住宅のいろいろな要素が絡み合った建物です。(鉄骨造3階建て)この自然豊かな立地を生かすために、建物の主な開口部は、「多摩川」や「龍淵橋」そして「釜の淵公園」を望む方向に。建物全体でロケーションを愉しむ空間になっています。
会社と住宅部分の導線は完全に分離して、お互いのプライバシーを確保しています。

南東側外観

南側外観
開口部やバルコニーが南東の公園や多摩川の方向に向いています。1階部分はピロティーになっていて、オフィス部分のエントランスポーチ兼駐車スペースになっています。

エントランスポーチと外階段

2.3階ポケットバルコニー
ステンレス手すり飾りの内側は、ミニテーブルになっています

2階バルコニーからの眺め
2階は屋根と壁がありますが、外部のバルコニー空間。バーべキューや花見等で賑わう多摩川の風景が円形の開口部で切り取られます。橋を渡った対岸が釜の淵公園になります。

鉄骨亜鉛メッキ製の外部階段
住宅部部分の入り口はここから。

外階段を上がった先にある2階のバルコニー兼住宅部分の玄関ポーチ

中庭
オフィスやエステルームから庭の眺めが楽しめる計画になっています。

2階バルコニー(玄関ポーチ)からの眺め
多摩川の向こうに見える大きな建物は「かんぽの宿 青梅」

2階ホール(化粧品販売会社)
各種講座、セミナー、美容教室などを行うためのスペースなので、洗面台を数カ所、造り付けしてあります。

2階ホール 窓からの眺め


引き違いサッシの外は、2階バルコニー

1階エステルーム

住宅部分:玄関

住宅部分:浴室
浴室からも借景をたのしむことが出来るように配置しました。

3階住宅部分:ダイニングカウンター

ダイニングカウンターのスポットライト収まり

3階住宅部分バルコニー

3階リビング:掘りごたつ

3階キッチン

3階寝室(ロフト付き)
その後の暮らし:青梅市釜の淵公園を眺める『3階建て住宅 &オフィス』(17年経過)
関連記事:【青梅市の釜ヶ淵 バルコニーからの眺め】埼玉の設計事務所 青梅市の家づくり 2017/04/03