埼玉県川越市 無垢材の木造新築住宅

川越新宿町 街中の木造新築の家(三軒両隣の家:真ん中の家)

今回の敷地は、JR川越駅から徒歩6分の市街地の中の住宅街。街中の間口の限られた3つ並びの敷地に、それぞれ独立して一戸建てを計画しました。それぞれ3件の住宅は、個別の建物ですが、三軒両隣として、緑やデッキテラス、空地などの環境は、緩やかに共有しようというものです。

① 川越駅から徒歩5分。街中の暮らし

南面道路で接道する敷地は、道路に対して南北の奥行きが深い短冊状の土地です。東西の両側には隣地の建物が狭っているために、開放感のある有機的な空地は南側のみになります。南に面する長さは限られています。計画するのは一戸建ての木造住宅ですが、感覚的にはテラスハウスに近い形態とも言えます。

② リビングと玄関のちょうどいい位置

限られた南側の間口は、なるべくリビングの南側に開口部を広くとって、陽当たりのいい明るいリビングにしたいとことですが、限られた南側の間口には、入り口(玄関)が必要になります。構造的に構造壁も必要になりますので、リビングと玄関の幅のちょうどいい位置を探りながら計画しました。

③ 玄関をリビングに取り入れる

日常的に過ごすことの多いリビングで、少しでも広く暮らしができるように、玄関とリビングの間には、直角のガラス引き戸を2枚作りました。2つの木製建具を開放すると玄関はリビングと一体の空間になる工夫です。

④ キッチンもリビングと玄関の交差点に

この家の1階は廊下のない配置計画になっています。リビングとの関係性や入り口から導線を短くするために、キッチンはリビングと玄関の交差点に配置しました。玄関のL型のガラス引き戸の片側を開けるとリビングを緩衝せずに出入りすることも可能です。

⑤ ランドセル収納のある多機能TVボード(造り付け)

リビングのTVボードは造り付けを製作。デコレーションのための飾り棚や収納、小物を吊すためのフックなど多機能な造り付け家具です。家具の側面には、玄関から帰ってきた子どもたちが学校の道具やランドセルなどを自分で片付けられるように専用の収納棚も作ってあります。

⑥ 階段もリビングに取り入れる

階段の手すりも低めにして、スプルス材(木製)の丸棒で造作。階段下のアールコーブ(くぼみ)もカタチを整えて空間に。階段の室内のインテリアの一つに・・・。子供用のデスクや収納、モノを飾ってもいいですね。

⑦ ダイニングスペースはアクティブに

キッチンカウンターやダイニングスペースの壁は、タモ材の化粧合板を使ってアクティブに・・・。モノを張ったり飾ったり、常に触れる部分ですから木製の材料で有機的に仕上げてあります。部屋の奥で暗くなりがちなダイニングは、北側の壁(奥は洗面脱衣室)に大きなガラスの欄間と食器棚のサイドから、補助の採光を取り入れます。

⑧ 1階はワンルーム

1階は庭に面した南の大きな開口部から、北側までワンルーム。隅から隅まで見渡せて、窓を開け放てば、風の通り抜ける風通しのよい空間です。

床は杉の無垢材、オイル仕上げ。幅広(150mm)の無節を使用しました。

既製品カーポート屋根を使用したハイブリット車庫。カーポートの台座(脚)、取付金物は製作