お店の外と中に、もうひとつの居場所を

お店の外側に、3m×3mの大きさのデッキテラスをつくりました。

野外での食事やワークショップ、ちょっとした軽作業など、お店の機能をひろげてくれる場所になったらいいなと考えたスペースです。

ほんの少し向きを変えただけなのですが、それだけでお客さんを迎え入れる角度が生まれ、お店へと導くイントロのような雰囲気が生まれました。同時に、お店と畑をゆるやかに分ける境界のような役割も担っています。

デッキの隅には柱を建て、ポリカーボネートの小波板で屋根をかけました。屋根の下地は店内の壁と同じデザインで揃え、内と外のつながりを意識しています。デッキ材にはヒノキの無垢材を使い、シルバーグレイの木材保護塗料で仕上げました。

屋根があることで、日差しの強い日も雨の日も気兼ねなく使えますし、素材の持ちも良くなりそうです。

デッキテラスと合わせて、店内で使うテーブルも製作しました。

ご要望は、ワークショップや食事、商品の展示のためのテーブル。条件は、6人のお客さんが座れること、店内の限られたスペースにきっちりと収まること、作業もするのである程度頑丈なこと、そしてイベントなどでも使えるように分解して運べること——というものでした。



製作と基本のデザインは、飯能の建具屋さん @kuramoco926 さんにお願いしました。3種類のデザインを計画し、その中から@alekole__さんに好きなタイプを選んでもらう形で進めています。
最終的なサイズは2000mm×850mm。高さも微調整を重ねました。

シンプルで軽やかに、明るいインテリアに馴染むように。天板は無機質なライトグレーのデコラ張りとし、下地にはランバー合板を使用しています。厚みを極力薄くすることで、軽量でスッキリとした仕上がりになりました。天板と脚はボルトで簡単に分解できるようになっています。
デッキテラスもテーブルも、もともとお店にあった機能を少しだけ外へ、少しだけ自由にひろげるためのものでした。同じ現場から生まれたふたつのものが、それぞれの場所で、お店の日々をゆるやかに支えてくれたらうれしいです。
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