約20年前に独楽蔵で設計監理をしたセレモニーホールの小改造
今回は、時代の要望に合わせていろいろな形態の式が行えるように、小式場とお清め所、遺族控室の改修です。
一番の目的は、故人と遺族が、お通夜の最後の夜を一緒に過ごせることができるように、お通夜の後に遺族控室に棺を飾ることのできるスペースを設けることです。
元々あった、床の間や押入れを撤去し、部屋の大きさを変えながらスペースを確保しました。式場から直接、棺を運ぶルートを作るために、既存の舞台を解体して、壁一面が可動式のパーテーションを制作し、補助的なバックヤードと通路を計画しました。
一部、壁、天井仕上げや照明器具のリニューアルを行いました。作業日数は、最短の12日間。監督さんや職人さんの努力のおかげで、限られた工程の中で無事に作業が終了しました。