大分県竹田市の新築木造住宅デザインは一級建築士事務所/独楽蔵へ

【実は、北側の窓は、風景を切り取る『借景』に向いているんです②】

北側の窓は逆光にならないで、陽が当たった風景が綺麗に見える

「北側の窓は逆光にならないで、陽が当たった風景が綺麗に見えるので、実は借景に向いている」という先日のお話の続きです。

目 次(クリックすると開きます)

田園風景を切り取るピクチャーウインド

この家は、リビングの北側にある小上がりの畳スペースがあります。北側の窓からは、敷地の北側から、山間部の谷間を流れる芹川やその周りの田園の風景を見ることができます。晴れた日には、遠く北西の方角に九重連峰を見ることができます。

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引き違いの窓にひと手間加えて

普通の引き違い窓だと、折角、風景を綺麗に見たいのに、真ん中にサッシの縦枠がきてしまうので、風景を額状に見るのに邪魔になります。あまり知られていませんが、引き違いの窓は、左右の障子部分の寸法を調整することが可能です。ですから、風景を見るためのガラス部分は大きくとって、換気に必要な可動部分はなるべく小さく納めてしまいます。

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網戸や換気も使い勝手がいい

網戸も小さくなるので、一石二鳥です。縦枠が真ん中にないので、風景をキレイに見ることが出来ます。普段開けるガラス部分も小さいので、軽く動かせますし、網戸が装備されているのもこの部分のみです。

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障子を追加して断熱性UP

このスペースは、リビングの一角にある畳スペースなので、内側に両引き分けの障子が付いています。雰囲気を良くする理由もありますが、内側の障子を閉めることによって、断熱性能を高める意味合いも大きいです。窓を伝わって、冷気が室内に下がってくると畳スペースの居住性が悪くなりますから・・・。

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