新たにわかった、地盤のリスクと地震波の共鳴

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新たにわかった地盤のリスクについて

NHKスペシャルで知った、地盤のリスク

先日のNHKスペシャル「大地震 あなたの家はどうなる」は、2016年の熊本地震の解析結果から、新たにわかった地盤のリスクについての話でした。家づくりに関わる設計者として、気になった点を整理してみます。

平成12年の法改正で、地耐力が大切に

平成12年(2000年)の建築基準法改正によって、設計者には地耐力に応じた基礎を選定する義務が課せられました。

新築は、地盤調査が必須です

地耐力とは、地面が建物を支える力がどれくらいあるかを数値化したものです。

ですから現在の新築は、巨大なビルであっても、木造の住宅であっても、地盤調査が必須になっています。(構造によって、調査の違いはありますが…)

木造は、簡易的な地盤調査で

木造の場合は、もっと簡易的な地盤調査(スウェーデン式サウンディング試験)になります。地盤の深さによる土質の違い。耐力の違いなどがよくわかります。

地層の厚みによって起こる地震波の共鳴現象

番組では、従来の地耐力以外の要素が、地震の揺れに大きく影響する場合があるということです…。

具体的には、軟弱粘土層などの地層の厚みによって、地震波が共鳴して揺れが増幅されるケースがあるという話でした。

揺れが増幅されるのは、一定の厚み

周波の問題ですので、粘土層が厚くなるほど揺れが大きくなるというわけではなく、一定の厚み(番組では10m程度でしたが…)のゾーンで、揺れが増幅されてしまうそうです。

一概に、粘土層といっても、構成土質、地耐力、水分量などは様々で、熊本地震で被害の大きかった地域の数値や土質はわかりませんが、普段行っている地盤調査の結果も、そのような側面で検証する必要があることがよくわかりました。

熊本付近と、関東ローム層の共通点

阿蘇山の火山灰層が、かなりの厚みで堆積している熊本付近の地盤は、関東平野部の関東ローム層とかなり似た要素があると思われます。

研究の積み重ねによって、共鳴のパターンなど解析されて、安全性の向上に繋がるといいと思います。

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