家が完成してから3年経過
埼玉県飯能市の子育て世代の新築木造一軒家
西武池袋線 飯能駅から車で5分。飯能市永田台地区は、丘陵を開発してつくられた緑豊かな分譲地です。
そんな豊かな自然環境を求めて、近隣市から移住されたご家族。家が完成してから3年が経過しました。

【リビングから長いデッキテラスを見る】
出やすいテラスをつくる
リビングの南側に大きな開口部をつくるとき、庭との繋がりをつくる場所として、1階ならテラスデッキ、2階ならバルコニーを設けることがよくあります。
開口部の建具を全開にできるようにすると、室内と屋外の境界があいまいになり、外の空間もリビングの一部として使えるようになります。

【庭から家を見る】
実際、これほど外部に開いた家になると、季節によっては蝶やトンボが、外との境目に気づかないまま室内に迷い込んでくることもあるほどです。
日本の伝統的な「中間領域」といえば、縁側がその代表でしょう。ただ現実には、ここ30〜40年で住宅から縁側は姿を消し、代わりにテラスやバルコニーが取り付けられるようになりました。
けれども、それらを上手に使いこなしている例は、意外と少ないように感じます。というのも、テラスやバルコニーは、そもそも室内から気軽に出やすいようにはつくられてこなかったからです。

【リビングの大きな窓】
まずは、出やすいテラスやバルコニーであることが前提になります。大きな開口部の建具を全開にでき、室内とレベル差のないテラスやバルコニーであれば、出やすさという点では申し分ありません。
さらに、その中間領域が完全にフラットな掃き出しではなく、かすかに囲まれているような感覚を持っていれば、より望ましいといえます。
とはいえ、それだけでは、大人だけの家では中間領域はなかなか使われるようにならないのではないでしょうか。

【この家のダイニングとキッチン】
KOMAGURA WESTが手がけた家では、子どもが何も考えずに中間領域へ出て遊ぶようになり、それに大人がついていく、というパターンが多いように感じます。
子どもの感性に、気づかされることは多いのかもしれません。子どもにとって、半戸外の中間領域は、すでに「室内」の一部として捉えられているようです。

【タイルで出来た造作キッチン】
子育てしやすい家づくり
三角形のリビングと大きくとられた開口部から、庭の物見台へと続くウッドデッキ。
ユニークな形の家の中を子どもたちが元気に遊びまわります。ここに暮らすMさん一家が、一戸建てを決意したのは、二人目のお子さんが生まれてから。
子どもと触れ合えて、あまりモノを置かないシンプルな家が欲しかったそうです。

【タイルとホーローシンクの造作キッチン】
「三角形のリビングの図面を見たときは正直驚きました。でも、リビングと寝室にしている和室も全部南向きで、とても陽当たりがいいです。」という奥様。
敷地の対角線を利用することで、開口部を広くとることができてさらに庭に奥行きを持たせています。
また、桟橋のように長いウッドデッキで、庭と一体化した開放的なリビングが完成しました。

【キッチンから庭の眺め】
家の脇にある2階のバルコニーへと続く梯子、玄関の土間と低い位置に配置された丸窓など、遊び心のある仕掛けに、子どもたちも大満足だそうです。
さりげなく、子どもに目が届くよう、キッチンと階段は家の中心に配置。整理整頓が上手な奥さんだったので、キッチンはかなりオープンなタイプでリビングと一体化しました。

【リビングからキッチン方向】
造り付けの食器棚やカウンターの脇に、食器庫を設置することで作業導線の効率もあげて、オーバーフローしそうな荷物は食器庫で吸収しています。
キッチンから、子どもたちが勉強する様子やウッドデッキで遊ぶ様子など全体が見渡せる安心な設計になっています。

【造作のキッチンと円形のダイニングテーブル】

アウトドアスペースの3点セットは・・・
リビングの大開口+デッキテラス+樹木
テラスやバルコニーの前には、涼しい日陰をつくる緑が必要です。南に大きく開く家には、リビングの大開口、テラスデッキまたはバルコニー、大きな樹木が3点セットといっていいと思います。樹木は3~5年で、大きく成長しますので、それも楽しみに待ちたいです。

【ご主人がDIYで製作したブランコ】
WORKS
【デッキテラスの桟橋が庭に架かる家】
イラスト計画案
庭にデッキの桟橋が架かる家(埼玉県飯能市)
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