【洗濯物のある風景(ドライルーム)②】設計事務所の家づくり

【洗濯物のある風景(ドライルーム)②】設計事務所の家づくり

天気や花粉を気にせずに室内で洗濯物を干せるように・・・

梅雨の長雨、洗濯物の乾かない日が続きます。
外に干すことが出来ない洗濯物は、どうしても、室内に干すようになってしまいます。乾燥時間や紫外線の殺菌効果などが勝る[外干し]ですが、不在時の突然の雨や花粉、PM2.5の付着など・・・、気になる点があるもの事実です。

それでは、ということで、[外干し]と[室内干し]のいいとこ取り、[ドライルーム]について検討してみました。スキー場にも乾燥室がありますが、家庭の[ドライルーム]とちょっと違うのは、日当たりや風通しがいい場所に設けないといけないということ。

これは、必然的に家の中で一番いい場所と重なってしまいます。折角なので敷地の中で一番いい場所は、リビングやダイニング、キッチンなどにしたいものです。南に面するリビングの大開口部からは、庭やデッキなど、キレイな外の風景を眺めたいので、なるべく開口部を洗濯物で塞ぐようなことはしたくありません。

洗濯機の位置を含めた家事の導線や、来客の際に洗濯物をすぐに隠せるような工夫も必要です。

今回のケースでは、庭に出る軒下・土間空間を[ドライルーム]に併用してみました。冬場の乾燥の効率から考えて、設置予定だった薪ストーブも近くに配置・・・。キッチンや洗濯機も一直線の導線に収めました。

花粉の多い日や、天気が悪く、湿度の高い日は、部屋を仕切って、除湿器を使うこともできます。ロールブラインドをサッと下ろせば、急な来客も安心です。

洗濯が楽しくなる・ドライルームのススメ

この家の紹介ページはこちら

独楽蔵ホームページ TOP
独楽蔵 コラム TOP