西武池袋線 仏子駅(入間市)から北に約2km。狭山市と飯能市に隣接した「西武ぶしニュータウン」の中に位置する住宅の計画です。ニュータウンを東西に分断するかのように、中心部に飯能狭山バイパス(国道299号)が南北に通っています。そのニュータウンの突端、一番端の丘の上の家に計画した平屋の住宅です。
【丘の先端 木造新築 平屋の暮らし】埼玉の設計事務所 住宅デザイン
西武池袋線 仏子駅(入間市)から北に約2km。狭山市と飯能市に隣接した「西武ぶしニュータウン」の中に位置する住宅の計画です。ニュータウンを東西に分断するかのように、中心部に飯能狭山バイパス(国道299号)が南北に通っています。そのニュータウンの突端、一番端の丘の上の家に計画した平屋の住宅です。
高台のニュータウンの一番隅の敷地ですが、東側は雑木林、西側は敷地のはるか下に飯能狭山バイパス(国道299号)が通り、敷地の南側は、市街化調整地域の田畑が広がります。素晴らしい眺望を取り込みながらプライバシーも確保できるというこの敷地独特の長所を活かしながら、半地下のオフィス(鉄筋コンクリート造)スペースを併設した木造平屋の住宅です。
この住宅は、木造&鉄筋コンクリートの混構造。日本瓦とコンクリートの打ち放しが調和した落ち着きのあるモダンな外観です。アプローチはコンクリート打ち放し壁に誘導されるように玄関ポーチに。住宅の前面は露天の駐車スペースと本体の屋根の下に入り込む玄関ポーチ兼用の屋根付きガレージがあります。緩やかなスロープによるバリアフリーのアクセス。
防備の壁。コンクリートの壁を立ち上げることで、敷地内のプライバシーを確保しています。
軒下のガレージスペースと独立した玄関ポーチ
玄関内部。住居スペースとオフィスの振り分け。左側の開口部から半地下のワークスペースにアクセスします。
玄関には靴の脱ぎ履きのための椅子がつくりつけてあります。手すりと飾り床を設えた畳のベンチです。
半地下のワークスペースへは、造り付けのスロープで。
部屋の一角には、ちょっと寝転んだり、仮眠のできる畳スペースも設置。外部の開口部に内付けした引戸と戸襖を閉めると光を遮ることのできる寝室になります。
スロープからデスクスペースを見る。木製の開口部が扇型に広がる明るいワークゾーン。
玄関から住宅ゾーンへ
畳の客間
敷地の南側に広がる田園風景を独り占めできる借景のリビング
リビングはフローリングに大型の障子が印象的な和洋折衷のデザイン。障子の引き込みによって、調整することのできる光と風景
150角タイルを使用した造り付けのキッチン。「麺台」として使用する天板の一部は、大理石を利用しました。引き出しの引き手は、手が不自由になっても使用できるように、大型のユニバーサルデザイン。
敷地の東側に広がる雑木林を借景にしたお風呂と脱衣室。
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