埼玉県坂戸市の新築木造住宅は一級建築士事務所KOMAGURA WESTへ

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LIFE+ 多角形・多目的スペース

子育て世代の自然素材の家

埼玉県坂戸市の木造2世帯住宅

計画地は、埼玉県坂戸市西部の閑静な住宅街。昭和の時代に拓かれた、緑の多い落ち着いたエリアです。

比較的ゆとりのある敷地に、親世帯・子世帯それぞれが気兼ねなく暮らせる、完全独立型の木造2世帯住宅を計画しました。

目 次(クリックすると開きます)

岬のような本と窓の舞台

東西に長く伸びるリビングの南東側、まるで岬のように張り出したスペースが今回の住まいの主役です。

リビングの床から一段上がり、小さな舞台のように佇むこの場所は、本棚と木製建具を交互に並べた多角形のホール。

家族それぞれが、読書をしたり、ふと腰掛けて外を眺めたりと、思い思いの時間を過ごせる特等席になっています。

無垢材と造作本棚の有機的な空間

16角形に切り取られた窓と本棚に囲まれたこのホールは、床に杉、壁にタモ材を用い、太いヒノキの大黒柱が空間の中心を支える、木の温もりに満ちた有機的な空間。

角度を持った壁面が柔らかな陰影を生み、光の入り方も時間帯によって表情を変えます。

リビングの床は杉の無垢材

リビングの床には、杉の無垢材を採用しました。

小さな節がほどよく入った「上小(じょうこ)」という等級の材料で、幅150mmの幅広材を贅沢に使用しています。素足で歩いたときのやわらかさや、年月とともに深まる色合いも杉ならではの魅力です。

多角形のホール部分は、空間のスケールに合わせて幅100mmの杉板とし、場所ごとに表情の異なる木の空間をつくっています。

④ 薪ストーブ周りは不燃材でまとめる

暮らしの中心となる薪ストーブの周りは、薪や灰、火の粉による汚れにも強い仕様に。

床は300mm角の玄昌石、壁は本来外壁材として使われることの多いガルバニウム鋼板の角スパンドレルで、黒く引き締めました。

凹凸のある断面が適度な空気層をつくり、意匠性と機能性を両立させています。炎を眺めながら過ごす、2世帯それぞれの憩いのひとときが生まれる場所です。

土間の玄関からリビング、階段までがゆるやかにひと続きになった間取り。視線が抜けることで、実際の面積以上の広がりを感じられます。

キッチン、リビング、多目的スペースが緩やかにつながる間取り。中心に配置した薪ストーブが、各世帯の家族の気配をやさしく結びます。

玄関土間からリビングを見通す景色も、この住まいの気持ちよさのひとつです。階段の手すりには太い無垢材を使用。手に触れるたびに、木の質感を感じられます。

【道路からの建物の見え方】

敷地は丘陵地を造成した、典型的な郊外のニュータウン。各住戸は道路に対してそれぞれ緩やかな高低差を持っています。

この計画地も3方向を道路に囲まれていますが、東側・北側は高低差があるため、アプローチは道路との高低差が少ない南側から。

その高低差をうまく利用しながら、車庫と塀で庭のプライバシーをしっかり確保しました。

車庫と物置を兼ねた門まわりは、閉鎖的になりすぎない、程よい目隠しになっています。

建物正面の玄関(奥に和室)を挟んで、右側が子世帯、左側が親世帯。ひとつ屋根の下でありながら、互いの暮らしにちょうどよい距離感を保てるプランです。

子世帯と親世帯を繋ぐこの家の中心部にある大きな玄関。この家のメイン玄関です。

来客や特別な行事のための玄関で、その奥の共用スペースの和空間に繋がります。

【家族の共用スペースの和室】

床に座って過ごすことの多い和室だからこそ、障子の桟は下部を密にし、視覚的な重心を低く整えています。

【越前和紙の襖】

親世帯の玄関建具には、施主「平山」さんの漢字を縦書きであしらった、オリジナルデザインを採用しました。

【祖父母ゾーンのキッチンカウンター】

上品で落ち着いた雰囲気のヒバ材の縦羽目板を使用しました。

間取り図はこちら