埼玉県入間市の新築木造住宅(平家)のデザイン

【入間市の木造新築住宅】「岸」さんちの木製玄関扉を製作

入間市の二本木地区にまたがる狭山丘陵は、映画「となりのトトロ」に登場する里山のモデルの1つです。ゆるやかな丘と谷が織りなす四季折々の里山の自然のなかに、多くの動植物が息づいている武蔵野の里山の風景です。今回の住宅の計画地は入間市宮寺の雑木林が隣接する市街化調整地域。狭山丘陵の縁に位置します。武蔵野風景を残す雑木林一部を造成して、ご夫婦のための住宅を計画しました。
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敷地の東側を通る道に接する駐車スペースにに面して、横長の玄関ポーチ。このスペースは片流れの大屋根(ガルバニウム鋼板製)が被さって出来た広い軒下空間になっています。買い物や宅急便の荷物を仮置きしたり、物陰には自転車をおいたりしてもいいかもしれません。

岸さんの「岸」を漢字のままデザイン!

軒下の中央にある木製ドアが玄関の扉です。ご夫婦のご希望で、木製のドアをデザインしました。ご夫婦のお名前は「岸」さんなので、漢字の「岸」を縦と横の幅の違う格子でデザインしてみました。パッと見はわからないけど、説明するとそれにしか見えなくなるようなバランスで考えてあります。モルタル吹き付けのシンプルなライトグレーの外壁に、赤いポストと木製のドアの対比が印象的です。

方角によって変わる外観の表情

この木造新築住宅は、平家でできていて、武蔵野の雑木林に面した南側は、室内に風景を取り込めるように開口部を大きく取ったオープンな表情です。対照的に東側のエントランス部分は、住宅のプライバシーを保つためにクローズな整然とした雰囲気に仕立ててあります。

WORKS:武蔵野の雑木林の中につくった木造新築 平屋建て

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