壁の長辺が南向きのリビングですが、一番大きな開口部は、南に対して、角度が45°振れた南東向き。開口部を南東に向けたのには、2つの理由があります。
一つは、より幅の広い開口部を開けたかったことと、敷地の東に流れる川を借景に入れたかったからです。
対角線の壁の長さは1.4倍になります。2本引きのガラス戸を引き込むための戸袋スペースや構造壁も必要になりますので、壁の全てを開口部にすることはできませんが、幅:3300mmの広い開口部を開けることができました。木製建具を全て、戸袋に引き込むことでフルオープンにすることができます。inとoutの境界が曖昧になって、室内とデッキテラスの一体空間に・・・。もちろん、網戸もあります。
建具の幅が1650mmと、かなりの幅広で網戸がたるんでしまいますので、細い縦格子の網戸を2本、制作しました。ですから戸袋の中にはガラス戸2本+網戸2本の計4本。
フルオープン:幅3300mm
デッキテラスから全開放の室内(リビング)を見る
普段はガラス戸の2本引き
夏のスタイルは縦格子の網戸に
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WORKS:川と共に暮らす 高麗川沿いの家(埼玉県日高市)