簡単な来客の対応も玄関ポーチで
子供が小さく室内はいつも片付いていませんので、宅急便や郵便屋さんの対応やご近所さんとの回覧板のやりとりなども、玄関の中ではなくて、この中間領域でできるとありがたいです。中学生の息子は、晴れの日も雨の日も、自転車で学校に行きますので、カッパを着たり、カバンにビニールをかけるのも日常の風景です。雨に濡れた傘やカッパは、外壁の物陰に掛けておく場所があると、より便利かもしれません。庭掃除や薪割りなど、外の作業の後も、ポーチ軒下の日陰で一服。デッキテラスとセットの木々は、周囲の視線を遮ることができ、かつ駐車スペースの邪魔にならないように考えます。
子どもたちがもっと小さい頃は、ベビーカーや三輪車、おもちゃの置き場も必要でしょうし、庭と隣接している場合ですと、庭道具や掃除道具の置き場や隠し場所も必要かもしれません。それぞれのご家族の生活スタイルに合わせて、内容は変わってきますし、設計も違いますが、戸建て住宅の場合は、ある程度(最低奥行き1350mm程度)の軒下スペースは必須なのではないかと思っています。カーポートの屋根などが兼用できる場合もありますが・・・。
柱の後ろの物影を利用した傘置き場
外なので、濡れたままかけて置いて、乾かすこともできます。
玄関ドアの開閉の方法も使い勝手で大事
玄関ドアについても、ポーチと玄関内部との関係性によって、開き戸がいいのか、引き戸がいいのか、大きく開いたほうがいいのか、ガラスの有無など、ずいぶん変わってきます。こういう日常の細々をしたことを想定しながら、図面に反映させて設計を行っています。
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