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【玄関ポーチの使い方について細かく考えてみる】建築設計事務所の住宅設計

住宅を設計する際に、「玄関ポーチ」の役割について、どのようなことを考えながら計画を進めていくのか書いてみたいと思います。その家のポーチの大きさは、その家に暮らしている家族の世代や人数、構成によって、必要性な要素や設備がずいぶん変わってきます。

屋根のある玄関ポーチ(中間領域)は使い勝手バツグン!

ちなみに我が家は、夫婦と中学生、小学生の4人家族です。その場合のポーチについては、まず、主婦がメインの日常の買い物は、ほとんど車を使います。トランクやドアから、荷物をたくさん出し入れしますので、駐車スペースが近くにあって、雨や雪の日は、傘をさすことなく軒下にすぐに入ることが出来れば便利です。また、犬を飼っているので、傘をさして散歩から帰ってきたとき、傘を置いておいて、犬をタオルで拭いたり、持ち帰ってきたわんちゃんのうんち袋の始末など、雨水やにおいの問題もありますから、出来れば、屋根のある戸外でしたいところです。

簡単な来客の対応も玄関ポーチで

子供が小さく室内はいつも片付いていませんので、宅急便や郵便屋さんの対応やご近所さんとの回覧板のやりとりなども、玄関の中ではなくて、この中間領域でできるとありがたいです。中学生の息子は、晴れの日も雨の日も、自転車で学校に行きますので、カッパを着たり、カバンにビニールをかけるのも日常の風景です。雨に濡れた傘やカッパは、外壁の物陰に掛けておく場所があると、より便利かもしれません。庭掃除や薪割りなど、外の作業の後も、ポーチ軒下の日陰で一服。デッキテラスとセットの木々は、周囲の視線を遮ることができ、かつ駐車スペースの邪魔にならないように考えます。

子どもたちがもっと小さい頃は、ベビーカーや三輪車、おもちゃの置き場も必要でしょうし、庭と隣接している場合ですと、庭道具や掃除道具の置き場や隠し場所も必要かもしれません。それぞれのご家族の生活スタイルに合わせて、内容は変わってきますし、設計も違いますが、戸建て住宅の場合は、ある程度(最低奥行き1350mm程度)の軒下スペースは必須なのではないかと思っています。カーポートの屋根などが兼用できる場合もありますが・・・。

玄関ドアの開閉の方法も使い勝手で大事

玄関ドアについても、ポーチと玄関内部との関係性によって、開き戸がいいのか、引き戸がいいのか、大きく開いたほうがいいのか、ガラスの有無など、ずいぶん変わってきます。こういう日常の細々をしたことを想定しながら、図面に反映させて設計を行っています。

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