
薪ストーブ前面の玄昌石(300角)と杉フローリング(節なし)の対比
1階は全て杉フローリング(節なし)
写真は新築木造の住宅です。リビングの床は杉板の無垢フローリング。幅が150mmなので、ちょっと幅広です。今回は同じ家の中で、板を使い分けました。1階のリビングは、ちょっと上品にクセのない「無節」、2階のホールは、ラフに「節あり」。節のある杉板を取り除いた節のない「無節」の杉板です。上品で、ちょっと優しい雰囲気の空間になります。どちらも杉板なのですが、節がない「無節」と「節あり」で、ずいぶん印象が変わります。

1階リビングと吹き抜けの様子

2階は全て杉フローリング(節あり)
2階の杉フローリングは「節あり」の材料。節がたくさん入っていますし、板の赤身の割合もずいぶん増えます。今回は採用しませんでしたが、「無節」と「節あり」の中間に、少しだけ節のある「上小(じょうこ)」という種類もあります。

「無節」は白くて淡白、「節あり」は、板の白身と赤身が混じって、少し主張が激しい印象があるかもしれません。しかし、数年するとどちらも、日焼けなどの経年変化で、綺麗な飴色に変わって、さらに味わい深くなります。

杉板の赤身(心材)と白身(辺材)の違い
杉の木は、赤身部分と白身部分とに分かれています。木の芯に近く色が濃い部分を赤身(心材:しんざい)といい、外側で色が薄い部分を白身(辺材:へんざい)です。赤身(心材)と白身(辺材)の割合は60~70%と30~40%。心材(赤身)は、木の中心部分で、細胞はすでに活動を終えているので、水分の通り道も閉鎖されています。そのため、一旦乾燥すると、水分を吸湿しにくく、水に強い特徴があります。また、赤身はカビに強い特徴もあります。
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works:外と内をゆるやかに繋ぐ、自由自在な大人の住み処。〜入間市の新築住宅〜
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