埼玉県狭山市の木造新築住宅デザイン

【ビール缶を積むためのニッチ】狭山市の新築木造住宅

外構工事の打ち合わせで、久しぶりに狭山市の住宅にお邪魔しました。昨年末にお引き渡しをした住宅で、完成から約5か月が経過しています。暮らしはずいぶん落ち着かれたそうですが、「荷物がなかなか片付きません。」と奥さん。「ちょっと、上がって見てください。」と2階の寝室に案内されました。寝室の壁につくったニッチにビール缶が綺麗に積まれていました。

家づくりで大事なモノをみつける

住宅を新しく計画する際は、今まで住まれていた家をなるべく見せてもらうようにしています。新しい家でも使う可能性のある家具や家電を確認したり、服や靴、本や荷物の量を見せてもらったり、お客さんの趣味、嗜好などがよくわかるからです。また、家にお邪魔すると、それまでの打ち合わせの中では話題に上がらなかった大切なモノに気づくこともあります。ピアノや自転車、アンティーク家具、オーディオ、スポーツ用品など、個性的でその家族しかないモノなのですが、お客さん自身は、あまりにも日常の一部になってしまっているためなのか、特別なモノだとは気がつかない場合も多いんです。

そういうモノや日常が、新しい家でもポイントになる場合が多いので、これまでの暮らしを見せていただくと、新しい「家づくり」のとても参考になります。

今回も、新築の計画の際に、ご夫婦で大事にしている絵画や小物について、お話しすることが出来ました。そして、リビングの片隅に積まれていた色とりどりのビール缶を発見しました。元々、ご夫婦共にお酒が好きで、色々な種類のビールを飲んで、そのビール缶を集めているお話をお聞きしました。そして、今回、寝室にビール缶が並べて飾れるようにニッチをつくることになりました。

WORKS:【シンプルだけどホンモノに囲まれた上質な暮らし】狭山市の新築木造住宅

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