計画地は西武新宿線の新狭山駅から車で5分。古い住宅街の中の細い路地を奥まで入っていった突き当たりの敷地です。一番端の立地のため、閉塞感のある空間なのかと思いきや、その敷地から見る視線の先には緑地や空地がたくさん残っていて、逆に開放感のある明るい立地です。家にお伺いしたのは、この木造新築住宅が、完成してから1年半経過した頃です。家の計画を進めていた時期は、ご夫婦2人の家として検討していましたが、家が完成した頃、めでたく第一子の娘さんがお生まれになって、3人の家族が暮らす家になりました。
プロジェクターのある日常
玄関からリビングの中に入ると、まず最初に天井に取り付けてある大きなプロジェクターに目が留まります。前面の壁には電動スクリーンが設置してありますので、日常的に気軽に映像を見ることができます。スクリーンの前にはイギリスアーコール社のヴィンテージのラウンジチェア。ストライプのクッションが印象的で、この椅子に座って映画を見るととっても気持ちがよさそうです。