埼玉県坂戸市の蔵のリフォーム

「蔵で暮らす」築120年目のリノベーション(坂戸市)竣工から約半月

昨年末に引き渡しを終えた「蔵」のリノベーションのプロジェクト。広い屋敷の中にあって、モノの保管場所だけの機能だった「蔵」を、暮らすことのできるような空間に改造する計画でした。

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蔵を多目的なスペースへ

帰省するお子さんたちが気軽に使ったり、普段使いの趣味のスペースや知人と共同で、イベントスペースなどとしても活用できるように考えました。この「蔵」単独で、最小限の生活が完結するように、新たにミニキッチン、シャワーブース、トイレ、洗面スペースを増築しました。

夜の風景を考える

その後の使い勝手や、不備のある部分など、建物の様子を確認するために、先日、久しぶりにお伺いしました。お邪魔したのは、日も暮れた夕方になってしまいましたが、蔵の内部の明かりが外部に綺麗に漏れて、昼間とはまた違った雰囲気を味わうことができました。

暖かく居住性の高い空間

奥様に今回の正月のご様子をお伺いすると、タイミングよく里帰りされたお嬢さんが、ここで寝泊りして、数日お使いになったという嬉しいお話をお聴きしました。お嬢さんは、2階のたたみ部分にお布団を敷いておやすみになったそうですが、想像以上に暖かくて、ぐっすりとおやすみになることができたそうです。断熱や空調をしっかりと計画した甲斐がありました。1階部分では、大きなスクリーンにプロジェクターを投影して、ドラマや映画三昧だったとのこと。

同じ敷地内ですが、親も子供世代もお互いに時間を気にせずに、ゆっくりとした時間を過ごすことができたようで、これからは蔵のおかげで、お子さんたちが実家に帰る頻度が上がるかもしれませんね。

WORKS:蔵に住む!【築120年 蔵のリノベーション】坂戸市
イラスト計画案:【蔵のリノベーション】収納のスペースから居住空間に(坂戸市)コンセプトイラスト

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