埼玉県坂戸市の住宅新築・リフォームは一級建築士事務所/独楽蔵

【特集 伝統工法と和モダン】築120年の米倉を「暮らす蔵」に改修(完成から1年経過)

現在発売中の【住まいは生き方 「雑誌 チルチンびと」119 春号】に掲載中

坂戸市の明治期に建てられた築120年の米倉を「暮らせる蔵」に改修した事例が、「雑誌 チルチンびと」特集 【伝統工法と和モダン】のページで、掲載されています。

従来の姿をなるべく残しながら改修した蔵の外観

築120年の米蔵を、“保管空間”から、人が住むことのできるミニマムな“居住空間”にリノベーションする計画でした。リノベーションにあたり、もっとも大切にしたことは、代々受け継いできた蔵が持つ独特の雰囲気や空気感を失うことなく、新しい暮らしの空間を提案していくことでした。外観は、昔ながらの造形を生かすために、増築部分を小さく納めました。空間の雰囲気や耐震性、壁の補修費用なども考慮して、開口部は現状のままで計画することになりました。

蔵(モノの保管空間)から、人が住むことのできる『居住空間』にするために、キッチン・洗面・トイレ・シャワーなどの水廻りスペースや設備を整えてました。水回りスペースは新しく増築する部分に集中させ、本来あった蔵の内部空間は、居住空間のみに限定する平面計画を考えました。

歴史を感じさせる蔵空間のディテール

小屋梁の低い2階はタタミで床使いに

2階の窓は、あえて既存の1つだけ。心地良い、ほのかな明かりを愉しむことができます。蔵の内部空間で象徴的な小屋の梁組み。これを残して活用するのが、蔵再生の大きな魅力の一つだと思います。

完成時のこの家の様子はこちら↓
蔵で愉しむミニマムな暮らし〜築120年の蔵をリノベーション〜(埼玉県坂戸市)

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