埼玉県川越市の新築木造の教会建築(竣工後8年)

木造新築 【杉の教会 日本バプテスト川越キリスト教会】(完成から8年経過)

JR川越駅、西武新宿線 本川越駅から、北に向かって車で約10分。住宅地の中にひっそりと、佇んでいる木造新築の教会です。みんなが気軽に立ち寄れて、気持ちのいい時間が過ごせる空間。施設を使用する人の境界もなくして信者さんだけではなく、地域の方々にも開かれた「ひろば」のような場所をめざして計画しました。建物の完成から8年目。今日は久しぶりに日曜礼拝にお邪魔しました。

目 次(クリックすると開きます)

教会は地域のコミュニティスペース

日本バプテスト川越キリスト教会は開かれた地域のコミュニケーションの場所です。誰でも訪れることが出来ますし、礼拝にも参加できます。私自身、キリスト教を信仰しているわけではありませんが、アポイント無しにお邪魔しても、いつも、教会員の皆さんに歓迎して迎えてもらえます。久しぶりに日曜日の礼拝に参加しました。

自由な雰囲気を教会のカタチに

建物の計画の際に、牧師さんや教会員の皆さんからは、活動の内容やご要望など、いろいろとお話をお伺いしました。お聞きしたお話の中で、一番印象に残っているのは、「礼拝はどこでやってもいい」、「地域の人たちにも自由に参加して欲しい」ということでした。礼拝自体が、カタチにあてはまらずに、屋外の庭でも、薪ストーブの廻りでもかまわないとお聞きして、その自由な雰囲気や思想が建物に現れればいいなぁと考えて、計画を進めました。

建物のイラスト計画案は→こちら

礼拝の後は、みんなで集まって食事です。礼拝の椅子を片付けて、テーブルを並べたり、持ち寄った食事をシェアしたり、とてもたのしい雰囲気です。

いろいろな「たまり場」をつくる

そんな自由な雰囲気を体現する空間づくりのために、みんなが集まる会堂には様々な「たまり場」が作ってあります。ひな壇上のステージ、会堂の両脇に張り出した物見櫓、薪ストーブを扇状に囲む造り付けベンチスペースなど、気分や目的に合わせて人が集うことのできる空間です。

火を囲む語らいの場所

会堂の脇の薪ストーブスペース。薪ストーブは「メトス カミン」円形の開放型のストーブです。ストーブを中心に扇型に造り付けベンチを製作しました。

木製の窓と「エゴの木」の枝をランダムにあしらった壁のコンビネーションです。

エントランスポーチは無骨な中古枕木の柱が並ぶ外回廊の一部。エントランスドアは大きさの違う親子の引き分け戸になっています。

WORKS:杉の教会 日本バプテスト川越キリスト教会
Plan sketch:杉の教会 バブテスト川越教会 イラスト計画案

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