杉の教会 日本バプテスト川越キリスト教会
地域に開かれた「ひろば」
JR川越駅、西武新宿線 本川越駅から、北に向かって車で約10分。住宅地の中にひっそりと、佇んでいる木造の教会です。みんなが気軽に立ち寄れて、気持ちのいい時間が過ごせる空間。インドアとアウトドアの境界も曖昧ですが、施設を使用する人の境界もなくして信者さんだけではなく、地域の方々にも開かれた「ひろば」のような場所をめざして・・・。外部やインテリアにも、たくさんの木材(杉板)を使った木造の教会です。

教会のホール(左)と2階建ての牧師館(右)
大きな三角屋根が特徴的な会堂と、135°の角度で繋がった下屋の先の箱形の切妻屋根が、2階建ての牧師館です。

会堂のトップライト
大きな三角屋根の頂点は、十字架のあるトップライト

教会アプローチ


杉の無垢材を使った教会会堂の内装
正面は、ランダムなエゴの枝のタイコ落としを、十字架の上下に縦に並べています。上からはトップライトの光が・・・。バプテスト教会では、洗礼の際に全身を水に沈める(全浸礼)儀式があるため、そのための浴槽が牧師台の後ろに設置してあります。


薪ストーブ・雛壇・桟敷など・・・タイプの違う溜まり場
バプテスト教会は、牧師と信徒の間の身分的上下関係や区別はないとします。ですから、礼拝を聴くスタイルも自由です。ですから、薪ストーブ廻りのベンチ・雛壇・桟敷など、タイプの違う溜まり場をたくさん設けています。

薪ストーブのスペース

扇型の造り付けベンチのある薪ストーブ廻り

クリスマス礼拝の様子


桟敷からの眺め

会堂のトップライト(外部)

会堂のトップライト(内部)

洗礼のための浴槽(木製の蓋を閉めた状態)

洗礼のための浴槽(蓋を開けた状態)
バプテスト教会では、洗礼の際に全身を水に沈める(全浸礼)儀式があるため、そのための浴槽が牧師台の後ろに設置してあります。浴槽の左に前室があって、着替えやそのまま入ることが出来ます。牧師さんは浴槽の右側の扉から入って、全浸礼に立ち会うことが可能です。


エントランスは親子の引き分け戸
テラスの柱は中古枕木

教会夜景


エントランスの木製ドア(両引き分け戸)

エントランスから会堂方向を見る
日本バプテスト 川越キリスト教会 アクセス
川越市石原町1-32-3
杉の教会のイラスト計画案はこちら
その後の暮らし:教会の皆さんと外壁(木部)の塗り替え(完成後約10年)
関連ブログ:【教会のクリスマスイブ】川越の教会 設計デザイン
関連ブログ:以前、設計した川越の教会に音響の相談で打ち合わせ 2012/05/22