床面積 33坪 でつくる 2世帯住宅

床面積 33坪 でつくる 2世帯住宅(東京都東村山市)

2世帯住宅へ建て替え。限られた敷地、条件の中でゆったりと暮らす工夫を・・・。

都内の一般的な住宅地(第1種低層住居専用地域)は、建ぺい率 40% 容積率 80%と建物を建てる上では、かなり条件が厳しい場合が多いですが、反面、廻りの住環境は保たれるという利点もあります。写真は、元々、親世帯が住んでいた住宅を、建て替えて2世帯住宅にする計画です。限られた敷地、条件の中でゆったりと暮らす工夫を・・・。建ぺい率・容積率をめいいっぱい使用して、最大約33坪。

建物以外の外部空間は、デッキテラス、バルコニー、植樹スペース、駐車場で有効利用。(東京都東村山市 I 邸 )

バルコニーやデッキテラスにあると便利!【オーニングのススメ】

暑くなる季節、とても活躍するのがオーニングです。「オーニングって何?」という声が聞こえてきそうですが・・・、オーニングとは、日除け、雨よけのためのテントのことです。

そーです。おしゃれなカフェやショップの軒先に付いているアレです。あのおしゃれなヤツです。

アレは何も、格好つけるためについている訳ではなく・・・、やっぱり機能的で便利なんです。天気に合わせて、長さも調整できますし・・・、法的には建物じゃないので、お手軽です・・・。弱点は強風に弱いことだけでしょうか・・・。

そして、お店で機能的なモノは、やはり住宅につけても、とても便利で快適なんです。特に設置をオススメしたいのが、リビングの南側の大きな開口部。ここにあると、室内に夏の熱い日差しが入るのを防げるので、夏を涼しく過ごすことができます。オーニングの下は室内が延長した感覚なので、庭との距離感が近くなりますね。

そして、オーニングに加えてさらにデッキテラス+落葉樹の3点セットがあると最高です。「これからのリビングの新三種の神器は、この3つだ!」と勝手に言い切ってもいいかもしれません(笑)(ホントかなぁ〜。

オーニングは、庭の広さに合わせて、幅1800mm~10000mm、出幅1250mm~3000mm、電動、手動タイプと調整可能ですのでとても便利ですよ・・・。

玄関ドアは、建具屋さんがオリジナルで製作

設計の段階では、敷地の斜線制限の関係で、玄関ポーチの軒が深く出せないので、耐久性のある既製品ドアを提案しました。(強風の雨の際に、やっぱり側面から濡れてしまうので・・・)

工事が進む中で、お客さんと打ち合わせをしたところ「それでも、やっぱり木製ドアがいい!」ということで、お客さんのためのオリジナルな木製の玄関ドアをデザインしました。ラワン材の木製ドア(製作)です。シンプルな形がお好みということだったので、ちいさなガラスをポイントで。施主のお名前は、もちろん[ I ]さん。

【限られたスペースを有効に使うために】階段室の有効利用

リビングをより広く感じるために、階段スペースも室内に取り込んであります。2階がワンルームで、空間自体に広がりができますので、部屋の圧迫感も少なくなるかもしれません。

ただ、階段部分を取り込む上で、気をつけるポイントに、「熱」の移動があります。

冬の暖気が上に登ってしまったり、夏の冷房が階下に降りてしまったりと・・・、室内の快適性を損なう恐れがあるからです。単純に考えれば、建具で開閉したり、ロールカーテンで塞ぐなどで、熱の移動を遮れば良さそうですが、せっかくリビングと一体にした意味合いも薄まってしまいます。

より良い解決策として、家全体の断熱性能を上げることがあります。

断熱性能があがると、上下階の温度差が劇的に少なくなりますので、室内の快適性は保たれます。この断熱性の違いは体感できるくらいの違いなんです・・・。ですから、経験上できれば断熱材には、お金をかけたほうがいいと思います。

造り付けダイニングテーブルのペンダントライトは、ホーローアンティークの一点ものに

ダイニングのペンダントライトは、どういうモノにしようかと、お客さんに相談したところ、ホーローのシェードがお望みとのこと・・・。いろいろな照明メーカーのカタログを見てみますが、お客さんが、あまりピンとくるものがありませんでした。

私がたまたま、近所のアンティークショップに立ち寄った時に、ちょうど良さそうなライトがあったので、お店の方に写真を撮らせてもらい、お客さんに「こういうのもありますけど・・・。」と白と緑の2つのランプの写真を見せて提案してみました・・・。

「これがいい!」と深緑のランプで即決・・・。コードの長さを調整して、テーブルにセット。バッチリです。

アンティークショップで、写真をパチリ!お客さんに写真を見てもらって選定。

階段の手すり+本棚+造り付けのダイニングテーブル

【ホンモノにふれること、さわること。】

新しい家の床材は、オークの無垢材、ワックス仕上げ。寝そべったり、転がったり、走り回ったり・・・、 こどもたちは大騒ぎ・・・。本物の素材感とこどもの皮膚感覚が響き合っているのかもしれません。

五感の中で、忘れられがちな「触覚」ですが、こどもの成長過程においては、とても大事な感覚のはず・・・。出来るだけいろいろな「ホンモノ」に囲まれて、成長してほしいと思います。

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