入間市の加治丘陵の麓、閑静な住宅街に建つ築30年の木造住宅。家族4人から始まったこの家も、現在はご夫婦の2人の暮らし。この家と共に育ったお子さんたちも、それぞれの家族を持って、独立されていきました。2階は、かつて、ご夫婦の寝室と子供部屋がありました。使わなくなった子供部屋は、現在、ご夫婦それぞれの趣味の部屋になって活用されています。1階はリビングに6畳の和室が続き間になっている30年前の完成当時のままでした。
リビングのリフォームと耐震補強
今回は、リビングと和室の間にあった壁や戸襖を取り除いて、ワンルームにして、リビングを広く作り直すというご要望でした。壁は元々、耐震壁ではない、簡単な間仕切り壁でした。工事的には問題ない解体ですが、現状の耐震性を再計算したところ、建築基準法をギリギリ、クリアする数値でしたので、リフォームにあたっては、耐震性の向上も図るように検討しました。