国道16号線は、神奈川県横浜市を起終点とし、首都圏を環状に結ぶ一般国道です。首都圏の郊外・ベッドタウンを結んで膨大な沿道人口を抱え、道の両側には、馴染みのある店舗や倉庫、オフィスなどが建ち並んでいます。今回のプロジェクトは、そんな国道16号線の道沿いの敷地で、東京都瑞穂町と埼玉県入間市の県境に位置します。元々、テナントとしてコンビニやすき家などが入居していた建物を、オフィススペースへとリノベーション。ひろい敷地の中に無機質に置かれた鉄骨平家と駐車スペースは、国道沿いで見かける、どこにでもある風景ですが、このリノベーションを通して、無機質なロードサイドで、有機的な景色を育んでいくことをめざしました。