埼玉県さいたま市浦和区の店舗改修は一級建築士事務所KOMAGURA WESTへ

01rafu007-1500icon

日本茶 cafe&gallery 楽風

1F:日本茶カフェ 2F:ギャラリー

埼玉県さいたま市の築130年の古民家をリノベーション

JR浦和駅の西口。古き良き商店が並ぶ通りを抜け、ちいさな路地を少し歩いた先に『楽風RAFU(らふ)』はあります。

敷地の向こう側は、旧中仙道の浦和宿。どっしりとすべてを見守るような大木と広々とした庭は、どこか懐かしい風景。

そして瓦屋根の切り妻の前面に伸びた大きな下屋『日本茶カフェ&ギャラリー楽風RAFU(らふ)』が訪れる人を迎えてくれます。

江戸末期創業の日本茶販売店『青山茶舗』が、明治24年にお茶の保管庫として建てた納屋を、1Fが日本茶のカフェ、2Fをギャラリーとしてリノベーションする計画です。

花々を眺め、日本茶の香りに包まれ、アートと出逢う。ゆっくりと時が流れる空間をデザインしていきます。

土壁のまま蘇る、納屋の茶房とギャラリー

築130年のお茶と農機具の納屋

江戸の大地から育まれてきたお茶屋「青山茶舗」の屋敷。

庭の木々や建物の材、それらを取り巻く気配、すべてに、おだやかな風格を感じることができます。

季節ごとにさまざまな表情を魅せる庭を生かして、訪れる方がゆっくりとした時の流れに包まれながら、日本茶を味わい、ギャラリーのアートに触れる。

そんな新しい空間が創れたなら。5代目のご主人であり青山守一さんの想いをカタチにするために、納屋をカフェとして再生する、今回の計画が進められていきました。

【古材の大きな梁が印象的な1F カフェスペース】

ひとりで静かに、友人とおしゃべりしながら。さまざまなお客さまが、それぞれの時間を愉しむことができる、ゆとりのある空間をイメージしています。

格子戸から見える庭と光が、ちょうどよい加減で、室内に入り込むように。

どんな季節も、どんな天気でも、絵になる。そんな豊かな庭先と、ゆるやかに繋がる室内空間です。

【2階ギャラリー アプローチ】

壁は既存のまま、ズレたり、浮いていた束は縄で締め込み。

1階から2階ギャラリーへは、当時の趣を残した階段でつながっています。

足音を軽減する畳敷きの2階ギャラリー

元々、小屋裏スペースだったため、目線の高さに大きな梁が交差しています。

落ち着いて作品がゆっくり鑑賞できるように、床は畳敷に計画しました。畳にすることで、2階から階下に伝わる足音を軽減する効果もあります。

ひとり静かに、アートと向き合う。そんな贅沢な時間を愉しむことができます。

2階ギャラリースペースの床の間には、この空間ならではの静けさが宿ります。

窓から見える庭の緑と、素材感を生かしたままの土壁が、時間を忘れさせてくれる佇まいです。

1・2階の間取り図(平面図)