住宅の外観やアプローチは以前のまま
突然、思い立って、アポイントなしで来てしまいましたし、サッと家の周りをぐるっと見るだけにしよう考えていました。ちょっと離れた田んぼ越しから、カメラのファインダーを覗いていると、たまたま、お庭にお父さん(奥さんのお父さん)の姿を見かけました。何も言わずに立ち去るのも失礼かと思ったので、一応、ご挨拶してから帰ろうと、お声がけすると、若夫婦が家の中に在宅してるから、どうぞ寄ってらっしゃいと言われました。
カーポート部分のコンクリート土間が以前よりも増えています
リモートワークも自宅で快適に
折角なので、玄関のインターフォンを押すと、中からご夫婦が現れました。お伺いした日は、平日だったのですが、たまたまリモートワークで、今日だけ在宅だったということです。偶然ですがラッキーでした。リビングでお茶をいただきながら、家づくりの時の話やご家族の近況、薪ストーブの薪集めの話、家のメンテナンスのことなど、話はつきません。
13年経過してご主人の応援しているアルビレックス新潟カラーに・・・
竣工当時のポストは紺色でした(二世帯住宅のため、ネームも2つ)
家のメンテナンスは自分で
家や庭は、薪棚を増設したり、外部のペンキの塗り替えなど、ご自分でできる範囲で、定期的にメンテナンスをされているようで、手入れの行き届いた状態を保たれていて、しっかりとした暮らしがありました。家の完成時に制作した濃紺色のポストも、ご主人の応援しているアルビレックス新潟カラーのオレンジに塗り替えをされていて、暮らしに馴染んでいい雰囲気でした。
経年変化によって味わいの増す無垢材
1階の共通のリビングは、キッチンカウンターの杉板や5寸角のヒノキの大黒柱などが、長い年月の経年変化によっていい味わいになってきました。
タモ材を使ったダイニングテーブルも、普段から布巾で磨いている様子が想像できるように、角が丸くなって、飴色に変化して光って木目が浮かび上がっています。
使い込まれている薪ストーブ廻り
薪ストーブは、北欧ノルウェーの代表的な薪ストーブメーカー「ヨツール」のF400タイプ。クラシックでオーソドックスなスタイルがこの家にとてもマッチしています。ストーブを見ているとよく使い込まれている雰囲気が伝わってきます。ストーブの足元は、黒御影石の本磨き仕上げ。13年経過した現在も光沢が薄れていません。はやり、石材は耐久性がありますね。
コンクリートで製作した目隠しのための塀兼薪棚も満タンです。
千葉の山の方まで、薪を集めに行かれているらしいです
WORKS:バルコニーに小さなコテージのある二世帯住宅(完成当時)
関連ブログ:13年前に製作したポストの現在
独楽蔵 建築設計事務所 ホームページ TOP
その後の暮らし TOP