私の両親は遠方で2人だけで暮らして、最近は、会うごとにずいぶん高齢になってきたなぁと感じています。母親は以前から認知症の症状が出ていますが、日常の暮らしは、地域包括センターの担当の方やのケアマネージャーさん、介護やヘルパーに携わる方々のおかげで、かろうじて成り立っています。自分自身、遠距離介護の当事者になった現在も「認知症」についての知識があまりなかったので、先日、認知症、老人性うつに関する本、「ぼけの壁」和田秀樹を読みました。
【家のリフォームは、なるべく認知症になる前に】
私の両親は遠方で2人だけで暮らして、最近は、会うごとにずいぶん高齢になってきたなぁと感じています。母親は以前から認知症の症状が出ていますが、日常の暮らしは、地域包括センターの担当の方やのケアマネージャーさん、介護やヘルパーに携わる方々のおかげで、かろうじて成り立っています。自分自身、遠距離介護の当事者になった現在も「認知症」についての知識があまりなかったので、先日、認知症、老人性うつに関する本、「ぼけの壁」和田秀樹を読みました。
【木造のデイサービス施設】バリアフリーで段差を無くした室内床→デッキテラス→遊歩道
著者の和田さんは、本の中で『70歳以降の「人生の質」は「認知症」と「老人性うつ」の2つの脳の病をどう防ぎ、どう乗り切るかにかかっている。高齢者の脳は日々、萎縮し、衰えていきますが、そうした加齢による衰えも、ライフスタイルの改善によって、進行を食い止めることができます。』と語っています。「認知症」と診断されても、今までの生活環境や生活のリズムを、できる限り変えないことが重要だそうです。介護する側の家族は、基本的には今までの暮らしが少しでも長く続けられるようにサポートするのがいいそうで、本を読んで少しだけ安心することができました。
親を呼び寄せたり、老齢な親の安全や安心を考えて、現状の家を大規模にリフォームすることは、少し考えてみた方がいいようです。(手すりや段差などを解消するバリアフリーについては別ですが)
トイレの位置を変更すると家の中で迷子になってしまって、失禁の原因になる場合もあるようです。また、キッチンをガスからIHにしてしまうと、使い方がわからなくなって、料理をすることができなくなって、かえって「認知症」の進行を早めてしまうこともあるそうです。高齢者にとって、変化を伴うリフォームは、暮らしに慣れる期間が必要で、「認知症」になる前に計画した方がよさそうです。
建築設計事務所 独楽蔵(こまぐら)では、新築のペットと暮らす木造住宅はもちろん、庭づくりや古民家や中古住宅のリフォーム、リノベーション、現況調査や耐震補強などのご相談もお受けしています。今、お住まいの住宅で、気になっている部分、ご不明な点や疑問点などあれば、電話やメールなどでお気軽にご相談下さい。
建築設計事務所 独楽蔵(こまぐら) 担当:長崎まで
04-2964-1296 komagura@komagura.jp
独楽蔵 建築設計事務所 ホームページ TOP
コラム TOP