弟(スサノヲ)が、自分の国を奪いにきたと誤解した(姉)アマテラスにたいして、自分の身の潔白を証明しようと子供を産むことを提案。その結果、最初にアマテラスがスサノヲの三柱の女神を、次にスサノヲがアマテラスの勾玉から五柱の男神を生みました。
その三柱の女神が、タゴリ姫、タギツ姫、イチキシマ姫の宗像三女神です。
アマテラスとスサノヲは、イザナギから生まれた姉弟なのですが、高天原を追放されたスサノヲはその後、出雲国に移り住んで治めていきます。(ヤマタノオロチ伝説など・・・)
出雲大社の神様、オオナムヂ(後の大国主:オオクニヌシ)は、スサノヲの6代目子孫にあたります。
この大国主さま、正妻として出雲に、スセリビメ(これまたスサノヲの娘なんですが)がいるのですが、各地に遠征などで出かけた際に、奥さんをたくさん作ってしまう恋多きオトコ・・・。因幡(鳥取)のヤガミヒメ、古志国(福井)のヌナカハヒメ、トトリノカミ、カムヤタテヒメ・・・・。出雲大社が縁結びの神様だと言われる所以でもあります・・・・。
その中になんと、宗像三女神の一人、タゴリ姫がいるんです。なぜかは、さっぱりわかりません。長女のタゴリ姫は沖ノ島の沖津宮の神様。元々、お父さんもスサノヲ(正妻のスセリビメもスサノヲの娘なのですが・・・)なので、出雲とは、何かしらの関係性があることはわかります。
出雲国の九州侵攻による国同士の戦いなのか、貿易による友好関係なのか、詳しいところはよくわからないのですが・・・・。
私自身、山陰地方出身なので、すごく気になるところでもあります。
以前、知り合いの女性に大国主さまの話をしたら、その方が「今までわからなかったけど、NHK BSの[にっぽん縦断こころ旅]を見ていると、火野正平がなんで、女性にモテるのかよくわかる。オオクニヌシは火野正平だ!」というようなことを言って笑いました。
確かにそうかもしれません。