帽子の上は、ルリビタキ、ミコアイサ、ガビチョウ
最近、家の廻りで、きれいな声でさえずる野鳥がいます。高音で複雑なそのさえずりは、まるで、誰かと会話をしているかのような鳴きっぷり。とっても早起きで、朝の5時頃から大きな声で鳴いています。朝、野鳥のさえずりで目が覚めるのは結構、心地よい気分です・・・。オオルリ?メジロ?クロツグミ?・・・・。どんな鳥だろうと思って、野鳥の図鑑やスマホのアプリで探して見ますが、名前も容姿もよくわかりません。
今朝も庭先で、大きな声でさえずっています。こちらも真似をして、部屋の中から口笛を吹いてみました。すると、さえずりで返事(?)をしながら、庭に降りてきます。どうやら、地面の虫や地面に落ちたヤマモモの実を、ついばみにやってきたようです。
距離があるので、はっきりとはわかりませんが、なんだか尾が長くて、茶色い姿の鳥であるのはハッキリしました。結構大きくて、ムクドリくらいの大きさですが、それとも違います・・・。見たことない鳥だし、名前もわからない・・・。
がびちょうはこんな姿
早速「複雑な鳴き声」「茶色の野鳥」「尾が長い」3つのキーワードで、検索してみます。
画面のTOPには、聞き慣れない鳥の名前が現れました。その名は「ガビチョウ:画眉鳥」YOUTUBEで鳴き声も出てきたので、確認してみるとまさに同じさえずりでした。ガビチョウは本来、中国南部から東南アジア北部に生息している鳥らしいです。やはり、鳴き声がキレイなので、中国では、さえずりを楽しむために一般的に飼われたりもしているそうです。
日本では、輸入で持ち込まれたモノが、自然に定着して繁殖したようなので特定外来生物に指定されていて、日本の侵略的外来種ワースト100選定種にもなっているらしい・・・。それを知ってしまうと、いままで、きれいに感じていたさえずりも、なんだか図々しくていやな感じに聞こえてしまうから、不思議です・・・。
ガビチョウのその他の特徴、「ウグイスやキビタキなど、ほかの野鳥の鳴き声を真似する頭の良さ」や「顔の白い模様」も、彼を、悪くてずる賢い存在という思考の方向へと想像させてしまいます。自分(ヒト)の思考やモノに対するイメージって、ちょっとした情報や定義づけで、簡単に引っ張られてしまいうものですね・・・。
ごめんね。「がびちょう:画眉鳥」あなたは、ぜんぜん悪くない。でも、名前はなんとかならんかなぁ〜。漢字は雰囲気がありますが、名前の響きが、もうちょっとかわいい感じに・・・。
NHKの朝ドラ「半分青い」で、「野鳥オタク」の麦さん(麻生祐未さん)の帽子の上には、ルリビタキ、ミコアイサ、ガビチョウが乗っかっていました。
NHKの朝ドラ「半分青い」 「野鳥オタク」の麦さん(麻生祐未さん)
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