【使えるモノは使う】既存コンクリートブロック塀の再利用
2019/9/28

敷地に元々、存在したブロック塀
敷地と道路の間に、元々あった高さ1600mmのブロック塀。たぶん何十年も前に作られたモノで、かなりくたびれていました。裏側にはちゃんと控えもあって、構造的に大丈夫そうだったので、邪魔な部分を一部壊しただけで、残すことにしました。最初の計画を考え直して、現場でより、よくなるように変更することって結構あるんです。

古いブロックと新しいブロック塀
古いモノを壊さずに、再利用するメリットは3つもあるんです。
① 解体するはずだった手間&費用がなくなる
② 新しくつくる塀の手間&費用がなくなる
③ 工事の工期が短くなる
そうです。いいことばっかりなんです。

敷地内部の部分は、元々塀がなかったので、同じ高さで新しいブロックを積んで、既存の部分とつなげていきます。古いブロック塀は、モルタルでキレイに化粧の仕直しです。目地を入れて、モルタルで仕上げると新しい部分と遜色なくなりました。建物と同色の白い吹き付けを施すと完成です。

ブロック塀のモルタル仕上げ後(目地入り)


建築設計事務所 独楽蔵(こまぐら)では、新築の木造住宅はもちろん、古民家や中古住宅のリフォーム、リノベーション、現況調査や耐震補強などのご相談もお受けしています。今、お住まいの住宅で、気になっている部分、ご不明な点や疑問点などあれば、電話やメールなどでお気軽にご相談下さい。
建築設計事務所 独楽蔵(こまぐら) 担当:長崎まで
04-2964-1296 komagura@komagura.jp
独楽蔵 建築設計事務所 ホームページ top
ブログ top
関連記事
杉板の南京下見張りによる外壁仕上げ|鎧張りの施工と納まり
2025年11月4日
設計監理(現場)
木を使った外壁仕上げにはいくつかの方法がありますが、今回の住宅では、杉板による「南京下見張り(なんきんしたみばり)」を採用しました。
【古民家リノベで新たに購入した古建具を生かす】埼玉県坂戸市
2025年3月16日
設計監理(現場)
計画では、元々の建物に使用していた古建具もリペアして、たくさん再利用する計画です。家づくりの打ち合わせでは、お客さんのほうから、空間をより魅力的にするために、さらにアンティーク建具がほしいというお話がでていて、古道具屋やアンティークショップ、ネットなどで、いい建具があって、それを持ち込みしてもらえれば、それに合わせて現場で対応しますということになっていました。
世田谷区八幡山の築35年の住宅リノベーション 現場の様子
2024年10月29日
設計監理(現場)
世田谷区八幡山の築35年、木造2階建て住宅の改修現場です。2階にあったLDKの大きな間取り変更と、1階部分に新たに同居することになる祖母スペースをつくる計画です。





