築13年経過した杉板の外壁
いま住んでいる家は、今年で築13年になります。無垢の床や柱も、しっとりと馴染み、日々の記憶が刻まれ、よい味わいが出てきました。窓から見える川の風景も、薪ストーブも、すっかり生活の一部です。しかしこの夏、快適だった暮らしに、ちょっと黄色信号が。
ある日、キッチンのシンクが詰まり、水が流れなくなりました。次の日は、洗濯機の底からジワジワ水が。いずれもパイプの詰まりを自力で掃除し、事なきを得ましたが、ああ、もう家もそういう年頃なのかな、と思いました。少し前には、杉板の外壁の色落ちや汚れが気になり、塗り直したところでした。
屋外木部保護塗料(キシラデコール)を塗り直し
思えば、この新築の家に、0歳で越してきた息子も、ちょうど13歳。バリバリの思春期反抗期真っ只中です。返事のかわりにチッと舌打ちをしたり、ぴっちり子供部屋の戸を閉めて、結界を張ったり。日々、理由なき反抗に全力を注いでいます。もしかすると〝この家”もちょうど反抗期で、いろんなストレスにイライラしたり、自分の変化に戸惑ったり、ちょっとかまってほしくてトラブルを起こしたりしているのかもしれません。あちこちの綻びを、メンテナンスしてあげながら、いい距離感で愛情を注いで。ゆっくり、あせらず、素敵な大人になっていって欲しいと思います。家も、人も。
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