昔の町の雰囲気がまだ残っています。【旧山陰道:赤碕宿(鳥取県東伯郡琴浦町)】

旧山陰道:赤碕宿(鳥取県東伯郡琴浦町)

昔の町の雰囲気がまだ残っています。

旧山陰道は、畿内と山陰道諸国の国府を結ぶ官道で、
日本海側を京都から、周防国に至る街道です。
現在では、国道9号線がこれを継承していますが、ルートは若干異なります。
 
鳥取県中西部の伯耆国では、より海岸に近いルートになります。
東伯郡琴浦町にある赤碕は、山陰道の宿場町として、陸路海路の交通の要所として栄えました。
 
古くからの港町ですが、江戸時代は北前船が寄港し、
藩米の積み出し港となり、町には船番所や藩倉、商店や旅館が立ち並んでいたそうです。
 
両脇に家が建ち並ぶ写真の道が、まさに旧山陰道だそうです。
道幅や道の曲がり具合など、古い街道であることがよくわかります。
集落全体的に板張りの外壁や瓦屋根がまだ多く残っていて当時の雰囲気を感じられます。
 
以前は赤瓦(石州瓦)の家が多かったらしいですが、
数年前の地震の際に、黒瓦に葺き替え直した家が増えたそうです。
 
琴浦町から内陸に入った「倉吉の白壁土蔵群」に多い焼杉の黒い外壁と、
少し雰囲気の違う素朴な港町&宿場町の風景です。
多くの家の鬼瓦が「えびす様」で、屋根の上で笑っている感じや、
小道の脇のお地蔵さんの社などが、とても印象的でした。
 
地元では「荒神(こうじん)さん」の愛称で親しまれている「神崎神社」は、
室町時代末に創建されたらしいですが、本殿、拝殿はそれぞれ、1853年、1879年に建立。
当時の繁栄を感じさせる豪華さで、社殿、彫刻とも一見の価値があります。
 
拝殿の天井部いっぱいに彫られた龍の彫刻は、パワースポットとしても注目されているそうです・・。