新しく薪ストーブを入れたことによって、古い火の道具が、現役の道具に
今日は、久しぶりに飯能市(埼玉県)名栗のお宅にお邪魔しました。約10年前に古民家のリノベーションでお世話になったお客様です。
改修の際に、リビングに新たに薪ストーブを設置したのですが、家を直してからは冬のシーズンは主暖房として活躍しているそうです。
今日も家に入るとすぐに、お母さんが薪を足して部屋を暖かくしてくださいました。ストーブの廻りには、年期の入った火の道具がズラリ・・・。火の着いた炭を運ぶための「台十能」、残りの炭を入れて置くための「消し壺」、火箸など・・・。どれもお母さんが、この家に嫁いで来た時には、あった道具だそうです。
時代が変わって、炭や薪の生活から、電気やガスの生活になってから、ずっと使わなくなった道具たち。その道具が、新しく薪ストーブを入れたことによって、また現役の道具になったそうです。なんだか、とてもうれしい気持ちになります。
「台十能の側面には、千鳥の模様があるんですよ。」とお母さんがそっと教えてくれました。
かわいい道具で、ますますうれしい気持ち・・・。
火の着いた炭を運ぶための「台十能」
「台十能」と「火箸」
台十能の側面には、千鳥の模様
消し壺
WORKS:【築150年の古民家のリノベーション】 埼玉の設計事務所の家づくり(埼玉県飯能市名栗)
その後の暮らし:山村の静かで豊かな暮らし 飯能市名栗 (民家の改造10年目)